10年内に欧州での販売を100% BEVに、北米では50%をBEVにするというプラン。2038年にゼロカーボンを目指す
プジョー、フィアット、ジープなど多くのブランドを傘下に抱えるステランティスが「Dare Forward 2030」という長期戦略計画を発表、あわせてプロモーションムービーを公開しております。
こちらのムービーは長期戦略の背景にあるメガトレンドが生み出す未来について描きつつ、ステランティスのスタンスを示すといった内容ですが、そのメガトレンドとは以下の5点。
電動化やコネクテッドが進むのはもはや既定路線。その先を見据えた戦略を掲げることが自動車メーカーのサバイブには必要である、この5つのテーマからはそんな意思を感じるのです。
そんなステランティスの長期戦略において、具体的な商品計画の軸となるのは電気自動車。
他社をリードする2038年までのカーボンニュートラルを掲げ、欧州では2030年までに市販車を100%ゼロエミッションにするという戦略を発表したのでした。その99%以上は電気自動車、そして1万台前後の規模で商用の燃料電池車も用意するというのは、エリアによっては水素社会が進むという判断でしょうか。
現時点でのステランティスの企業規模は年間販売台数が600万台といったところですが、2030年時点では500万台のBEV(電気自動車)を売るという計画でありますので、かなりの部分がBEVになるといえるでしょう。なにしろジープなどの北米を中心としたブランドでも電動化をどんどん進めている最中で、2030年には北米の販売においても50%はBEVになるであろうというのが、その目標なのでありますから。
それにしてもステランティスといえば、中心的なブランドはフィアットとプジョーになるわけで、けっしてプレミアムなブランドというわけではありません。つまりステランティスのBEVは、クリーンで安全なことはもちろん、手頃な価格のモビリティであることが求められるわけです。その実現に向けて、どんな革新的なソリューションを提案するのか、具体的な商品戦略は見えていませんが、期待が高まる発表といえるのでは?
個人的には、間もなく日本にも上陸するであろう新型フィアット500の出来映えが気になるところ。この手のコンパクトBEVであれば急速充電での運用はイレギュラーで、普通充電が基本になると思っております。別段150kWに対応していなくとも、多くのChadeMOでエラーがでない仕様になっていれば日本でストレスなく使えそうで、お値段次第では次期愛車の候補にあがってきそうな気がしている今日この頃でありました。
プジョー、フィアット、ジープなど多くのブランドを傘下に抱えるステランティスが「Dare Forward 2030」という長期戦略計画を発表、あわせてプロモーションムービーを公開しております。
こちらのムービーは長期戦略の背景にあるメガトレンドが生み出す未来について描きつつ、ステランティスのスタンスを示すといった内容ですが、そのメガトレンドとは以下の5点。
- ENERGY TRANSITION
- MOBILITY AS AN EXPERIENCE
- DIGITAL MOBILITY
- FRAGMENTATION
- VOLATILITY
電動化やコネクテッドが進むのはもはや既定路線。その先を見据えた戦略を掲げることが自動車メーカーのサバイブには必要である、この5つのテーマからはそんな意思を感じるのです。
そんなステランティスの長期戦略において、具体的な商品計画の軸となるのは電気自動車。
他社をリードする2038年までのカーボンニュートラルを掲げ、欧州では2030年までに市販車を100%ゼロエミッションにするという戦略を発表したのでした。その99%以上は電気自動車、そして1万台前後の規模で商用の燃料電池車も用意するというのは、エリアによっては水素社会が進むという判断でしょうか。
現時点でのステランティスの企業規模は年間販売台数が600万台といったところですが、2030年時点では500万台のBEV(電気自動車)を売るという計画でありますので、かなりの部分がBEVになるといえるでしょう。なにしろジープなどの北米を中心としたブランドでも電動化をどんどん進めている最中で、2030年には北米の販売においても50%はBEVになるであろうというのが、その目標なのでありますから。
それにしてもステランティスといえば、中心的なブランドはフィアットとプジョーになるわけで、けっしてプレミアムなブランドというわけではありません。つまりステランティスのBEVは、クリーンで安全なことはもちろん、手頃な価格のモビリティであることが求められるわけです。その実現に向けて、どんな革新的なソリューションを提案するのか、具体的な商品戦略は見えていませんが、期待が高まる発表といえるのでは?
個人的には、間もなく日本にも上陸するであろう新型フィアット500の出来映えが気になるところ。この手のコンパクトBEVであれば急速充電での運用はイレギュラーで、普通充電が基本になると思っております。別段150kWに対応していなくとも、多くのChadeMOでエラーがでない仕様になっていれば日本でストレスなく使えそうで、お値段次第では次期愛車の候補にあがってきそうな気がしている今日この頃でありました。