燃料電池車のリセールはどうなっている? 初代MIRAIは順調すぎる右肩下がりだが……

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先日もエントリをあげていますが、ヒョンデ・ネッソに試乗することができました。クルマ自体は非常に好印象だったことは、拙ブログほかWEBメディア向けの試乗レポートでも触れたいるのですが、実際に購入するとなると、個人ユースで気になるのはリセールバリューでしょうか。

じつはネッソに試乗したのはインポーター主催のメディア向け試乗会ということで、そのあたりの事情についてヒョンデ モビリティ ジャパンのスタッフと意見交換をする機会もあったのですが、FCEVのリセールについては読み切れないというのが、自動車業界に長いスタッフの正直な印象という話でありました。実際、日本で中古車市場で流通している燃料電池車はトヨタMIRAIしかないのが現実で、それをもってリセールバリューを云々するには情報不足というのも、また現実であります。




そのあたり燃料電池車のリセールについては試乗動画の中でも心配していたりしております(動画の5分13秒あたり



というわけで、初代MIRAIの中古車相場を眺めてみると、なかなかに厳しい状況。流通しているのは2015~2016年あたりの年式が中心で、走行距離は2万km前後のタマが多いながら、中古車価格の平均は210万円。補助金などもあったので新車価格が720万円だったというのは適切ではないかもしれませんが、単純に6年で1/3以下の価値になっているというのは、リセールバリューとしては厳しいというほかないという印象であります。デビュー当初、年間生産計画400台に対して1500台もの受注を集めた超人気車とは思えない暴落ぶりというのは、言い過ぎかもしれませんが……。

だからこそ、燃料電池車を洒落で乗るにはちょうどいい選択肢になるなあと思ってしまうわけですが、はたしてカスタマイズのベースとして流行っているするのかどうか。個人的には、軽くインチアップしてラッピングなどして乗るとおもしろそうな気もしますが、さて?




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精進します。

  




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