3月の発売を前にATオンリーの大排気量ツアラーにちょい乗り。クルマ感覚でいうとステップ感のあるDCTの味つけは意外だったかも

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2021年12月に発表したホンダの新型ツアラー「NT1100」。見るからにしっかりとしたフェアリング類、車名のNTはニューツアラーに由来するというエピソードからも、ロングツーリングで本領発揮するタイプであることは明らかですが、リターンライダー代表ということでホンダスタイルWEBの取材に潜り込み、ワインディングでちょい乗りをしてまいりました。

車両コンセプトを含めたレポートは、こちらの記事でご確認いただければと思いますが、個人的に気になっていたのはDCT(デュアルクラッチトランスミッション)の味つけで、ブログのほうではそのあたりを中心のお伝えしようと思います。

 

このブログなどでも過去に紹介しているように、自分の愛車歴にはDCTのフォルクスワーゲン車もあるわけですが、四輪のDCTというのはシームレスな変速をする方向で、シフトショックは感じさせないように進化している印象があります。NT1100についてもDCT専用車で、なおかつそれほどスポーツぶりではないツアラーですから、四輪的なショックレスの味つけに近づいているのかと想像していたのですが、そうではなかったのです。

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とくにシフトアップは明確で、シフトショックによってライダーがリズムに乗りやすいような工夫がされているのは二輪ならではのニーズでしょうか。一方、シフトダウンはショックを最小限に抑えているのはツアラーとして納得の仕上がり。このあたりはアシストスリッパ―クラッチ搭載バイクにも通じるフィールかも、などと感じたのでありました。

いずれにしても、シフト操作から解放されるのはライディングに集中できると同時に、リターンライダーでも景色を楽しむ余裕が生まれるというメリットがあるのかもと感じたのは、今回の試乗で得た最大の収穫。バイク=スポーツという短絡的な思考においてはATを否定したくなるかもしれませんが、用途によってはATだから楽しめる範囲が広がるという見方が必要かもしれません。



ところで、NT1100でもっとも欲しいと思ったデバイスが感圧式タッチパネルの6.5インチ液晶メーター。こちらのショート動画ではライディングモード+メーターパターン組み合わせを一覧できるよう紹介していますので、お目通しいただければ幸いです。

なお、モードとメーター表示の組み合わせは次のようになっております、ハイ
0:00 TOUR+GOLD
0:02 URBAN+SILVER
0:04 RAIN+BLONZE
0:07 USER1+SILVER
0:09 USER2+BLONZE

個人的にはシフトショックが小さくなると感じたRAINモードで、シフト表示が見やすいGOLDメーターの組み合わせがベストと感じましたが、さて?




こちらの動画ではDCTの制御について、四輪のトレンドと比較しながら考察しています。

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精進します。

  




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