高速道路もフル電動で走行するから静かで滑らか、高級感が半端ない。街乗りでもドライブモードを変える楽しみアリ
三菱自動車の新型アウトランダーPHEVに公道試乗してまいりました。先入観抜きで試乗した正直インプレは上の動画でご確認いただけますが、結論からいえば「実際よりも大きいクルマのようなゆったり感と手足の延長のようなコンパクトさという二面性を持った運転が楽しいSUV」に仕上がっておりました。
あらためて、そのパワートレインを整理すると、前後タイヤを独立したモーターで駆動する電動4WDで、バッテリー総電力量は20.0kWhもあって、外部充電した電力で100km前後は走れるというのがカタログスペック。2.4リッターエンジンは積んでいますが日常的には発電に使うのみで、完璧な電動車と捉えていいであろうプラグインハイブリッドSUVの最新モデルであります。
先日のエントリではダートコースを走行することで、駆動力と制動力を利用した車両運動統合制御システム「S-AWC」の各ドライブモードの特徴をレポートしたわけですが、今回は市街地及び高速道路での印象をお伝えいたします。
冒頭の動画は「この電動パワートレインは本当に一度味わって欲しいと思います」という言葉から始まっています。たしかにエンジンを積んだプラグインハイブリッドではありますが、アウトランダーPHEVの走り味は、ほぼモーターが作り出しているといって過言ではありません。
前後独立したモーターは、それぞれ固定ギア比となっておりますので、構造的にシフトショックは存在せず、しかも高出力モーターは余裕のトルク感なのは言うまでもなく、とにかく加速や巡行でのパワートレインは余裕そのものといったキャラクター。動画の中でも話しているように、その走り味はまるでロールスロイスのような余裕を感じさせるものだったのでした。
それでいてターマックモードを選んだときのリニア感はＣセグメントのスポーツモデル的。さらにいえばオフロードコースでは1860mmという全幅を感じさせないくらい手足のように扱える感触もあったわけです。こちらのショート動画でも書いたようにアウトランダーPHEVは、まさしく「ゆったり走ると大きく感じられ、アグレッシブに走るとコンパクトに感じます」、そんな二面性を持っているのが公道試乗で感じられたのでした。
そして公道試乗動画でも話しているように、主に発電用として作動するエンジンについては、その存在感がミニマムで、始動も気になりませんし、発電中の振動やノイズもほとんど感じられません。つまりフィーリングとしてはツインモーター4WDで動く電気自動車であって、エンジンは完全に黒子。もちろんガソリン補給は必要ですし、環境性能的にはゼロエミッションではないのですが、運転フィールだけでいえば純粋な電気自動車に感じたのは、新型アウトランダーPHEV最大のチャームポイントでは？
試乗した最上級グレードは530万円を超えるメーカー希望小売価格でしたが、エントリーグレードの価格は462万円ほど。乗り味の高級感、マルチで高いレベルの運動性能を考えると費用対効果でいえばバーゲンプライス以外に表現のしようがないとも思うわけで、正直言ってプライベートで欲しいと感じるクルマに仕上がっておりました。もっとも、絶対的には安い買い物ではありませんから、気軽に買ってしまうことはできないのですけれども……。
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精進します。
三菱自動車の新型アウトランダーPHEVに公道試乗してまいりました。先入観抜きで試乗した正直インプレは上の動画でご確認いただけますが、結論からいえば「実際よりも大きいクルマのようなゆったり感と手足の延長のようなコンパクトさという二面性を持った運転が楽しいSUV」に仕上がっておりました。
あらためて、そのパワートレインを整理すると、前後タイヤを独立したモーターで駆動する電動4WDで、バッテリー総電力量は20.0kWhもあって、外部充電した電力で100km前後は走れるというのがカタログスペック。2.4リッターエンジンは積んでいますが日常的には発電に使うのみで、完璧な電動車と捉えていいであろうプラグインハイブリッドSUVの最新モデルであります。
先日のエントリではダートコースを走行することで、駆動力と制動力を利用した車両運動統合制御システム「S-AWC」の各ドライブモードの特徴をレポートしたわけですが、今回は市街地及び高速道路での印象をお伝えいたします。
冒頭の動画は「この電動パワートレインは本当に一度味わって欲しいと思います」という言葉から始まっています。たしかにエンジンを積んだプラグインハイブリッドではありますが、アウトランダーPHEVの走り味は、ほぼモーターが作り出しているといって過言ではありません。
前後独立したモーターは、それぞれ固定ギア比となっておりますので、構造的にシフトショックは存在せず、しかも高出力モーターは余裕のトルク感なのは言うまでもなく、とにかく加速や巡行でのパワートレインは余裕そのものといったキャラクター。動画の中でも話しているように、その走り味はまるでロールスロイスのような余裕を感じさせるものだったのでした。
それでいてターマックモードを選んだときのリニア感はＣセグメントのスポーツモデル的。さらにいえばオフロードコースでは1860mmという全幅を感じさせないくらい手足のように扱える感触もあったわけです。こちらのショート動画でも書いたようにアウトランダーPHEVは、まさしく「ゆったり走ると大きく感じられ、アグレッシブに走るとコンパクトに感じます」、そんな二面性を持っているのが公道試乗で感じられたのでした。
そして公道試乗動画でも話しているように、主に発電用として作動するエンジンについては、その存在感がミニマムで、始動も気になりませんし、発電中の振動やノイズもほとんど感じられません。つまりフィーリングとしてはツインモーター4WDで動く電気自動車であって、エンジンは完全に黒子。もちろんガソリン補給は必要ですし、環境性能的にはゼロエミッションではないのですが、運転フィールだけでいえば純粋な電気自動車に感じたのは、新型アウトランダーPHEV最大のチャームポイントでは？
試乗した最上級グレードは530万円を超えるメーカー希望小売価格でしたが、エントリーグレードの価格は462万円ほど。乗り味の高級感、マルチで高いレベルの運動性能を考えると費用対効果でいえばバーゲンプライス以外に表現のしようがないとも思うわけで、正直言ってプライベートで欲しいと感じるクルマに仕上がっておりました。もっとも、絶対的には安い買い物ではありませんから、気軽に買ってしまうことはできないのですけれども……。
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精進します。
