東京都独自のディーゼル規制は、結果的にクリーンディーゼルの普及とディーゼルゲートに陥らないことにつながった
国政および東京都知事などの政治家として、また俳優・石原裕次郎氏の兄であり小説家として知られる石原慎太郎 氏が亡くなったとの報あり。
石原氏が自動車業界に影響を与えた功績として印象的なのは、「東京の空をきれいにする」をキャッチコピーとしたディーゼル規制。一部には日本のディーゼルエンジン進化を停滞させたという批判もあり、賛否両論ある政策でしたが、東京都のディーゼル規制スタート以降、空が明らかに青く澄んでいったのは間違いなく、あの規制があったからこそDPFなどディーゼルのクリーン化が進んだという点では大きなきっかけになった政策であったと評価すべきなのでは?
国政および東京都知事などの政治家として、また俳優・石原裕次郎氏の兄であり小説家として知られる石原慎太郎 氏が亡くなったとの報あり。
石原氏が自動車業界に影響を与えた功績として印象的なのは、「東京の空をきれいにする」をキャッチコピーとしたディーゼル規制。一部には日本のディーゼルエンジン進化を停滞させたという批判もあり、賛否両論ある政策でしたが、東京都のディーゼル規制スタート以降、空が明らかに青く澄んでいったのは間違いなく、あの規制があったからこそDPFなどディーゼルのクリーン化が進んだという点では大きなきっかけになった政策であったと評価すべきなのでは?
さて、自分自身も自動車コラムニストとして、そんな東京都ディーゼル規制について、いくつか過去にコラムを書いていました。リンクを貼っておきますので、ご覧いただければ幸いです。
もっともディーゼル規制のスタート当時、DPFのデータ捏造やディーゼル規制対応に投資をしすぎて倒れてしまった企業などもありますから、100%良いことばかりだったとはいえませんが、かつて環八雲・環七雲と呼ばれたスモッグが東京から消えていったのは事実であって、その点についてはポジティブに評価すべきだろうと思うわけです。
そもそも石原氏がスス入りペットボトルを振り回したパフォーマンスを行なった2002年の段階で、日本市場では乗用ディーゼルは壊滅している状態であって、そのターゲットがトラックだったことは間違いなく、石原氏の進めたディーゼル規制が日本の乗用ディーゼルの芽を摘んだという批判は見当違い。さらにいえば、クリーンディーゼルで先行したことでディーゼルゲートのようなことをせずに済んだという見方もできるかもしれませんが、さて?
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精進します。


もっともディーゼル規制のスタート当時、DPFのデータ捏造やディーゼル規制対応に投資をしすぎて倒れてしまった企業などもありますから、100%良いことばかりだったとはいえませんが、かつて環八雲・環七雲と呼ばれたスモッグが東京から消えていったのは事実であって、その点についてはポジティブに評価すべきだろうと思うわけです。
そもそも石原氏がスス入りペットボトルを振り回したパフォーマンスを行なった2002年の段階で、日本市場では乗用ディーゼルは壊滅している状態であって、そのターゲットがトラックだったことは間違いなく、石原氏の進めたディーゼル規制が日本の乗用ディーゼルの芽を摘んだという批判は見当違い。さらにいえば、クリーンディーゼルで先行したことでディーゼルゲートのようなことをせずに済んだという見方もできるかもしれませんが、さて?
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精進します。



