東京オートサロンで日本初公開された新型フェアレディZ(量産仕様)。ドアを開けるだけで注目の情報を見ることができた

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新型コロナウイルスの影響が少なくない中、なんとか開催された東京オートサロン2022。その主役は間違いなく日産の新型フェアレディZだったといえるでしょう。初日は、選ばれしメディアだけに先行公開するなどモーターショー以上の物々しい雰囲気でアンヴェールされたフェアレディZ。事前にわかっていたにせよ、こうして日本仕様が並べられると、CASE時代にフェアレディZが生き残ったことをしみじみするのでした。



冒頭の画像は、そんな新型フェアレディZ(日本仕様・量産仕様)の運転席ドアを開けた瞬間、目に入ってきた部分を撮影したもの。タイヤサイズ、指定エア圧、そして車両型式・エンジン型式・トランスミッション型式(9速AT)が確認できるものとなっています。

注目の車両型式は「5BA-RZ34」。

最初の3文字はいわゆる排ガス記号で、5は平成30年規制50%の排ガス性能であることを示し、Bは非ハイブリッドのガソリンエンジンであることを示し、そしてAは乗用車であることを示しています。つまり新型フェアレディZは純ガソリンターボの乗用車というわけです。

そして「RZ34」のほうは日産が固有で付けたもの。Z34という型式は従来通りで、これが「新型フェアレディZはフルモデルチェンジではなく、ビッグマイナーチェンジである」と言われる所以ですが、正確にいえばRが追加されているので型式も進化しているとはいえそう。ちなみに、関係者に取材したところ、このRが示しているのはFRプラットフォームであることだそうです。

いずれにしても、新型フェアレディZは「RZ34」型として区別されることになるのでしょう。

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そんなRZ34・フェアレディZの主要スペックは以下の通り。気になる重量が現時点では未公開となっているのは残念ですが、現在のスポーツカーとしては十分にコンパクトでスポーツドライビングも楽しめそうなディメンションとなっていると感じますが、さて?

全長 4380mm
全幅 1845mm
全高 1315mm
ホイールベース 2550mm

「VR30DDTT」型 V6ツインターボ主要諸元
総排気量 2997cc
最高出力 405kW/6400rpm
最大トルク 475Nm/1600-5600rpm

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そして実質的なローンチエディションといえる「プロトスペック」のメーカー希望小売価格は696万6300円。鮮やかで、深みのあるイカズチイエローのボディカラーは、バンパーを取り付けた状態で塗装を行なう、最新のニッサンインテリジェントファクトリー(栃木工場)だからこそ可能になったということです。アリアを塗装しているシーンは見たことがあるのですが、実際に新型フェアレディZを塗っているところを確認してみたいと思う次第であります、ハイ。



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精進します。

  




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