DCTを使ったAT限定モデルでETC2.0車載器を備える新型ツアラー。追従タイプのACCを搭載しないのは残念すぎる

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ホンダがまったく新しいツアラーモデルのバイク「NT1100」をメーカー希望小売価格168万3000円で、2022年3月17日に発売するという発表をしております。



  • 排気量1,082cm3エンジンを搭載し、低速から豊かで幅広く使えるトルクと高回転までスムーズに回る特性を持たせることで、力強くスポーティーな走りを楽しめるパワーユニット。 
  • 一連の変速操作を自動化し、スロットル操作など他の車体操作に集中することで、より確実に安心感をもってライディングを楽しむことを可能とする、「デュアル・クラッチ・トランスミッション（DCT）」を標準装備。 
  • 快適で上質なクルージングを楽しめる、5段階に手動で調整可能な大型のウインドスクリーンや、ストローク量を確保したサスペンションがもたらす快適な乗り心地。 
  • アップライトなライディングポジションと、高いアイポイントで得られる開放感と扱いやすさに加え、シート各部の厚さを最適化することで、長時間走行時の疲労軽減と快適性に寄与。 
  • 6.5インチタッチパネル式TFTフルカラー液晶のマルチインフォメーションディスプレイや、前輪の浮き上がりと後輪スリップを緩和する、「Honda セレクタブル トルク コントロール（HSTC）」などの先進装備を採用。 
  • 別売りの純正アクセサリーに、トップボックスやパニアケース、タンクバッグなど好みや用途に応じた選択を可能とする豊富なラインアップを用意。

OHC直列2気筒エンジンは、同社のアフリカツインやレブル1100でおなじみのユニット。基本的にはアフリカツインのメカニズムをベースに生み出されたツアラーと理解できるモデルでしょうか。そういえば6.5インチ液晶タッチパネルのメーターという点もアフリカツインと共通です。もっともNT1100ではandroid AUTOに対応するなどバージョンアップしている仕様となっているようですが……。

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それはともかく、2022年に出す新型ツアラーとして残念なのはACC（追従クルーズコントロール）が備わっていないこと。通常のクルーズコントロールとETC2.0車載器、そして可変式のフロントスクリーンを標準装備しているということは高速道路を利用したロングツーリングを想定したモデルであることは間違いなく、そうであればミリ波レーダーやカメラを使って先行車に合わせて車間を自動調整するACCとの相性はいいはず。しかも、このモデルはDCT専用車となっていますからシフトチェンジも車両に任せられるというわけで、ますますACCが似合うと思うのです。

すでに他メーカーはボッシュのシステムを利用したACCの採用を初めていますから、二輪業界ではトップシェアのホンダがいまだに通常のクルーズコントロール止まりというのは至極残念。せっかく四輪のほうで「ホンダセンシング」という先進安全装備・運転支援システムをブランド化できているので、その流れを二輪でも利用するというブランディングは有効だと感じるのですが、さて？


●ホンダNT1100主要スペック
全長：2240mm
全幅：865mm
全高：1360mm
軸距：1535mm
最低地上高：173mm
シート高：820mm
車両重量：248kg
WMTCモード燃費：19.3km/L
最小回転半径：2.8ｍ
エンジン形式：水冷4ストロークOHC（ユニカム）4バルブ直列2気筒
走排気量：1082cc
最高出力：75kW/7500rpm
最大トルク：104Nm/6250rpm
トランスミッション：DCT
タイヤサイズ：前120/70ZR17M/C（58W）後 180/55ZR17M/C（73W）
フレーム：セミダブルクレードル
メーカー希望小売価格：168万3000円（消費税込み）

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精進します。

　　




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