カタログでの60km/h定地燃費は43.0km/L、満タン法での計測値は41.0km/Lだった!

V100_fuel_consumption_Moment

自動車コラムニストという仕事柄、燃費・電費は常に気になっているのですが今年になって入手した”ちょい古”の原付二種スクーター「アドレスV100」については燃費に無頓着なまま乗っています。

というのも、この時代の原付二種スクーターですから、距離標示は回転式のオドメーター(積算走行距離計)しかなく、燃料噴射がキャブレターということもあってオンボードの燃費表示もありません。

燃費を測るには、満タン時にオドメーターの数値をメモしておいて次の満タン時の距離と引き算して、走行距離と使用燃料を出す必要があって日常的にチェックする気にならないのでした。

いわゆる満タン法と呼ばれる燃費計測では、まず満タンのポイントがズレますし、長期間に使用で測ろうと思うと燃料の蒸発分をどのように加味するのか迷いますので。

というわけで、できるだけ正確に測るには一気にそれなりの距離を走る機会がなければ測る意味がないという風に考えていて、そうした機会が今までなかなかなかったのでした。

今回、サーキット秋ヶ瀬で開催されたスクーターミーティング2021を観戦しようと思いったこともあり、往復で約100kmほど走るという機会が訪れたので燃費を測ってみようと思った次第であります。




スクーターミーティングというのは老舗の二輪誌『モトチャンプ』が開催するもので、約50mの加速を競うSS1/32mileを中心に、カスタムバイクコンテスト、ショップなどのブース展示を楽しむというイベント。入場料は1000円でバイクの駐輪も込みというのがスクーターのイベントらしいところでしょうか。というわけでスクーターオーナーとしてイベントを満喫したのでした。

そして帰路につき、満タン法で燃費を計算してみることに。

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せめてもと思い、満タン法にした給油機は出発前と同じガソリンスタンドで、同じ機械を使いましたので、路面の傾斜などもほぼ同一のはずで、機械が自動判別でストップしたところを満タンの基準としてズレを最小限にするように配慮しております。

  

こちらの動画でも報告しているように、スタート時が13943.0km。そして戻って来たときのオドメーター表示が14034.8kmでしたのが、走行距離は91.8km。ガソリンは2.24L(こちらは給油機の表示)が入ったので小数点1桁を有効桁数として計算すると41.0kmLという結果になるのでした。

なお、検索して調べたところ、このアドレスV100(CE13A)のカタログ燃費は43.0km/L(60km/h定地走行)となっておりまして、リアル燃費で定地走行の95%という数値はかなり優秀なのでは?

動画のほうで往復の走りをダイジェスト的に紹介していますが、幹線道路で流れに乗った走りをしていますのでアクセル全開で加速するシーンが多かったことを考えると望外の結果でしょうか。しかも、このスクーターは2ストエンジンで、約15年落ちと考えると驚きの結果でもあります。

スーパーゾイルのオイル添加剤を投入した成果かもしれませんが、さて?





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精進します。

  




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