ヴァレオ「48V eAccess」が2021 オートモーティブニュース PACEアワードを受賞

VALEO 48V eAccess
フランス系の大手サプライヤー「Valeo(ヴァレオ)」の小型電動車両用の駆動系「48V eAccess 」が、2021 オートモーティブニュースPACEアワードを受賞したとの報が届きました。

PACEというのは、 Premier Automotive suppliers’ Contribution to Excellenceの意味で、サプライヤーによる画期的なアイデアを評価するといったところでしょうか。

で、この48V eAccessというのは、低出力の電動ユニット(モーターとデフが一体になったもの)なのですが、上の画像でいうと上にあるのがモーターで、そこからベルトを介してデフにつながるという構造。そして見ての通り、駆動モーターはオルタネーターの形状をしているのでした。そう、マイルドハイブリッドシステム用のISG(インテグレーテッドスタータージェネレータ)を流用した電動ユニットというわけです。

じつは、このユニットについては過去にモーターファンイラストレーテッド誌の取材においてヴァレオの日本法人にて話を聞いたことがあるのですが、その際にもISGを流用するというアイデアに驚かされた記憶ありで、受賞のニュースにも納得であります。


ちなみに、 ヴァレオ48V eAccessはすでに市場に出ておりまして、 シトロエンAMIに搭載されています。このクルマ、低出力の都市型BEVで14歳以上であれば運転できるという日本でいうミニカーのようなカテゴリーに近いモビリティ。このユニークな外観の中に、ヴァレオのアイデアが詰まった電動ユニットが搭載されているというのも何ともおもしろいと感じるのですが、さて?




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精進します。

  




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