電動アシストのファットバイクのようで足ではこがない純粋な電動モーターサイクル

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いまさらですが、IAA モビリティ2021にてBMWモトラッドが発表した「Vision AMBY.」が超気になる今日この頃。

そのシルエットをパッと見たときには電動アシスト付きのファットバイク(太いタイヤをはいた自転車)と思ったのですが、よくよくペダル付近を見てみれば、そこは単なる足の置き場となっていて、これは純粋な電動バイクの新しいカタチの提案だ、と気付いた次第。

公表されているスペックによれば、スピードレンジは3段階に設定でき、航続距離は100kmを超えるのだとか。バッテリーやモーターのスペックが未公表なのはちょっと残念ですが……。

Figures of the BMW Motorrad Vision AMBY.

Battery: not specified

Output: not specified

Vmod1: up to 25 km/h

Vmod2: up to 45 km/h

Vmodmax: up to 60 km/h

Range: approx. 110 km (combined according to WMTC)

Wheels: Studded spoke wheels with 26-inch front and 24-inch rear

Seat height: 830 mm

Unladen weight: approx. 65 kg


それにしても、プレスフォトでは女性モデルを使って街乗りが楽しいモビリティをアピールしているにもかかわらず、シート高が830mmというのはさすがドイツ基準といったところでしょうか。アジアの平均身長を基準に企画したら、それほどの高いシート高は考えづらいと思いますので。

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もっとも、シート高が830mmもあるから、このシルエットが成立しているともいえ、もしシート高は700mm台前半にしたら、この軽快な感じは出なかったことでありましょう。

そして、このスタイルでモーターの定格出力が1000W以下であれば日本では原付二種としてナンバーをつけることができるわけです。プレスフォトからはウインカーなどの保安部品も確認できますし、ナンバープレートの装着も考慮している模様。さらにプレリリースによればABSも装備しているそうですから、バイクとしての基準も満たしているはずです。

いずれにしても、電動モビリティの新トレンドとして、このスタイルはアリ中のアリと感じるのです。BMWだけでなくフォロワーが出てくれば、手頃な価格のモデルも出てきそうな気もしますが、さて?

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バイクとして量産するとなるとフェンダーは装着しないといけないかもしれませんが……。

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精進します。

  




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