全固体電池の課題は耐久性。まずはハイブリッドカー用として開発中
画像のクルマはトヨタが2019年の東京モーターショーで発表した「LQ」というコンセプトカー。AIを搭載したことがセールスポイントで、この姿ながらナンバーを取得して公道実験を行なっていたことでも知られていますが、じつは次世代バッテリーの主役といわれる「全固体電池」を搭載して実験していたことが明らかとなりました。
電解質が固体な全固体電池の特徴は高電圧・高温への体制があって充電時間短縮につながるというメリットから電気自動車用バッテリーとして目指す性能が満たされる理想形という風に語られることも多いのですが、実際に実験してみるとライフの問題があってすぐさま実用化というわけにはいかないとのこと。そこで、まずは負荷が限定できるハイブリッドカー用として全固体電池を開発していると発表もあったのでした。
画像のクルマはトヨタが2019年の東京モーターショーで発表した「LQ」というコンセプトカー。AIを搭載したことがセールスポイントで、この姿ながらナンバーを取得して公道実験を行なっていたことでも知られていますが、じつは次世代バッテリーの主役といわれる「全固体電池」を搭載して実験していたことが明らかとなりました。
電解質が固体な全固体電池の特徴は高電圧・高温への体制があって充電時間短縮につながるというメリットから電気自動車用バッテリーとして目指す性能が満たされる理想形という風に語られることも多いのですが、実際に実験してみるとライフの問題があってすぐさま実用化というわけにはいかないとのこと。そこで、まずは負荷が限定できるハイブリッドカー用として全固体電池を開発していると発表もあったのでした。
というのも、電気自動車の普及においてトヨタが求めているのはリセールバリューに影響しない耐久性に優れたバッテリーだから。2022年に発売予定の電気自動車「bZ4X」では、10年後のバッテリー容量維持率90%を目指して開発中といいます。
バッテリーの劣化による走行性能ダウンが電気自動車のリセールバリューを悪化させているのだとすれば、10年で90%の性能を維持するのであれば十分なリセールを維持できるということでしょう。もしこの目標値が実現できればトヨタの電気自動車は一気に市場の主役となりそうですが、さて?
さらにバッテリーの製造コスト低減については5年以内に50%低減を目指しているというわけで、トヨタの電気自動車は「安くて長持ち」となりそうです。電気自動車はプレミアムな存在で、ブランド的に付加価値商品として各社が競っているわけですが、トヨタがそうしたムードを吹き飛ばしてしまうかもしれません……。
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精進します。


バッテリーの劣化による走行性能ダウンが電気自動車のリセールバリューを悪化させているのだとすれば、10年で90%の性能を維持するのであれば十分なリセールを維持できるということでしょう。もしこの目標値が実現できればトヨタの電気自動車は一気に市場の主役となりそうですが、さて?
さらにバッテリーの製造コスト低減については5年以内に50%低減を目指しているというわけで、トヨタの電気自動車は「安くて長持ち」となりそうです。電気自動車はプレミアムな存在で、ブランド的に付加価値商品として各社が競っているわけですが、トヨタがそうしたムードを吹き飛ばしてしまうかもしれません……。
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