2ペダルはSubaru Performance TransmissionとVTD-AWDの組み合わせ。GTグレードにはレカロシートを装備

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スバルのスポーツフラッグシップといえばラリーの伝統を感じさせるWRX。その第5世代となる2022年モデルが北米にて発表されております。



まず印象的なのはイメージカラーがオレンジになったこと。ついにWRブルーからの卒業というわけです。日本仕様では相変わらずWRブルー頼みのブランディングになるのかもしれませんが……。

注目のパワートレインは電動化の「で」の字もないもので、2.4リッター水平対向ターボエンジンの最高出力は北米で271馬力と発表されております。細かい部分でいえば電子制御アクチュエータを採用することでレスポンスを確保したというのもセールスポイント。そして、6速MTも健在であります。もっとも公開されている映像などでタコメーターを確認すると6000rpmあたりからレッドゾーンになっているので、それほど回して楽しいエンジンではないような第一印象なのでした。

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というわけで注目は、「Subaru Performance Transmission」と名付けられた新しいトランスミッションの2ペダル仕様。MT仕様はビスカスLSD付きのセンターデフ式4WDですが、2ペダルは可変トルク制御のVTD-AWDとなっていることからも、こちらが本命といえるのでは?

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現時点ではこの新世代トランスミッションのメカニズムについてハードウェアの構造などは明言されておりませんが、8速マニュアルモードを持っているという情報からすると従来のリニアトロニック(CVT)をブラッシュアップしたものといえそうですが、さて?

なおマニュアルモード利用時には、シフトアップのスピードが30%アップ、シフトダウンでは50%もスピーディになっているとプロモーションビデオではアピールしているのでした。



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エクステリアでは前後にフェンダーモールを配したスタイルが特徴。いわゆるSUVでの定番といえる処理をあえてスポーツセダンに採用したデザイナーの意図は気になるところですが、ラリーレジェンドとしてのダートランナー的なキャラクターを強めているのは間違いないところ。マグマデザインと呼ばれるテールレンズの処理はBRZと共通のイメージとなっているのも、オンロードのBRZ、オン/オフに対応するWRXというキャラクターをわかりやすいものにしているかもしれません。

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なお2ペダル仕様ではEPBを採用しているWRXですが、MT仕様はサイドレバー式のパーキングブレーキで、サイドターンなどドライバーの操作できる要素を残しているのは好印象。それにしても、11.6インチの縦長ディスプレイを中心としたコクピットを見ていると、基本骨格がレヴォーグと共通であるということはヒシヒシと感じられるのでありました。レヴォーグSTI Sportと同様にドライブモードセレクトも備わっているということも発表されております。

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そして上級トリム仕様のGTグレードにはレカロシートが与えられている模様。また、ガラスサンルーフの設定もあるようで、ゴリゴリのスポーツ仕様というだけでなく、北米市場のニーズにマッチしたラグジュアリー路線のキャラクターも与えられているようです。

はたして日本仕様が存在するのか、あるとすればどのような仕様になるのか気になるところ。個人的には、もし新型WRXにSTIバージョンが用意されるのであれば、48Vのマイルドハイブリッドや電動アシストターボなどでハイレスポンスを極めたパワートレインなどに仕上がっているとおもしろいと感じますが、さて?

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精進します。

  




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