日産と共通スペックというモーターはEESM(巻線界磁形同期電動機)の新世代ユニット。プラットフォームはCMF-EVとなる
ルノーがメガーヌE-TECH、すなわち100%電気自動車バージョンを世界初公開。全高1500mmに対して20インチのタイヤを履くというスタイリングは足元が大き過ぎる気もしますが、電気自動車の新しいイメージを作り出すシルエットとなっているのが印象的。
とまあ、内外装に関する印象というのは個人の差も大きいでしょうから、さっそく電気自動車として気になるスペックについて発表されているデータを整理して参りましょう。
ルノーがメガーヌE-TECH、すなわち100%電気自動車バージョンを世界初公開。全高1500mmに対して20インチのタイヤを履くというスタイリングは足元が大き過ぎる気もしますが、電気自動車の新しいイメージを作り出すシルエットとなっているのが印象的。
とまあ、内外装に関する印象というのは個人の差も大きいでしょうから、さっそく電気自動車として気になるスペックについて発表されているデータを整理して参りましょう。
まずモーターについて。
メガーヌが使うモーターは新世代バージョンで、日本では日産が使うものと共通スペック。それぞれフランスと日本で生産するとのこと。スペックは96kW・250Nmと160kW・300Nmの2タイプを設定。このスペックからすると日産アリアに搭載するモーターに相当すると予想されますが、さて?
このモーターの特徴はEESM(巻線界磁形同期電動機)となることで、すなわち永久磁石を使わないタイプ。これによりレアアースの問題をクリアできると同時に、軽量化にもつながる(クラッチ含めて145kg)といったことが記されております。
バッテリーについては、いろんな意味で話題のLG製となる模様。
コンパクトに収めたバッテリーは、LG製のリチウムイオンNMC(ニッケル、マンガン、コバルト)バッテリーを採用。600Wh / Lという体積エネルギー密度はなかなかの優れモノでは? こちらについては日産が使うという情報がないのでルノーだけが採用するのかもしれません。
さて、このバッテリーを二種類のパッケージにして搭載するようで、40kWh版の航続距離は300km(WLTPサイクル)、60kWh版では最大470km(WLTPサイクル)という数字が公表されているのでした。ちなみに、40kWhバッテリーは24セルの8モジュールで構成、60kWhのバッテリーは24セルの12モジュールで構成されるということであります。
なお、電費については12.8 kWh/100 kmと発表されています。逆算して日本風に表記すると7.8km/kWhとなりますので、さほど優れているという感じはしませんが、395kgもの重いバッテリーを積んでいることを考えると、かなり頑張った電費といえるのかもしれません。
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精進します。
New generation motorThe engine on the All-new Mégane E-TECH Electric is brand new. Developed within the Alliance, it is utilised by the various partners with little to no modifications. Made at two different sites: in Japan for Nissan; and in the Cléon factory in France for Renault.Known more specifically as the electrically excited synchronous motor (EESM), it has been consistently used by Renault Group and the Alliance for the past ten years and will continue to serve the brand in the future. It boasts better power output compared to permanent magnet motors and doesn’t require rare earth metals, thereby reducing the environmental impact and cost of large-scale production.Thanks to its optimised design, the engine is compact and only weighs 145 kg (clutch included), that is 10% less than the engine currently used on ZOE, despite a marked increase in both power and torque. Each All-new Mégane E-TECH Electric will be fitted with one of following:96 kW (130 hp) and 250 Nm160 kW (218 hp) and 300 Nm
メガーヌが使うモーターは新世代バージョンで、日本では日産が使うものと共通スペック。それぞれフランスと日本で生産するとのこと。スペックは96kW・250Nmと160kW・300Nmの2タイプを設定。このスペックからすると日産アリアに搭載するモーターに相当すると予想されますが、さて?
このモーターの特徴はEESM(巻線界磁形同期電動機)となることで、すなわち永久磁石を使わないタイプ。これによりレアアースの問題をクリアできると同時に、軽量化にもつながる(クラッチ含めて145kg)といったことが記されております。
バッテリーについては、いろんな意味で話題のLG製となる模様。
Ultra-thin batteryMuch like its new power train, the All-new Mégane E-TECH Electric also has a brand new 395kg battery designed to fit perfectly on the CMF-EV platform. At 110mm (for 1 960mm length and 1 450mm width) – 40% smaller than the ZOE battery – it is the thinnest on the market. It contributes to lower the total height of the vehicle at 1,50m for better aerodynamism and efficiency.In order to attain such a compact size, engineers had to turn to a new chemical make-up for its batteries with the lithium-ion NMC (Nickel, Manganese, Cobalt) batteries by LG, that have more nickel and less cobalt for greater energy density. Reaching 600 Wh/L, it is 20% more than the ZOE. They also benefit from a new liquid coolant system located in the battery’s lower housing unit – a Renault first – that makes the battery more compact and efficient thanks to the die cast aluminium tubes. Measuring only 18mm high, it makes fitting the battery pack on the platform much easier, leaving more room for overall design and space.
コンパクトに収めたバッテリーは、LG製のリチウムイオンNMC(ニッケル、マンガン、コバルト)バッテリーを採用。600Wh / Lという体積エネルギー密度はなかなかの優れモノでは? こちらについては日産が使うという情報がないのでルノーだけが採用するのかもしれません。
さて、このバッテリーを二種類のパッケージにして搭載するようで、40kWh版の航続距離は300km(WLTPサイクル)、60kWh版では最大470km(WLTPサイクル)という数字が公表されているのでした。ちなみに、40kWhバッテリーは24セルの8モジュールで構成、60kWhのバッテリーは24セルの12モジュールで構成されるということであります。
なお、電費については12.8 kWh/100 kmと発表されています。逆算して日本風に表記すると7.8km/kWhとなりますので、さほど優れているという感じはしませんが、395kgもの重いバッテリーを積んでいることを考えると、かなり頑張った電費といえるのかもしれません。
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精進します。