最上級グレードを大幅値下げ、全車に先進安全装備「スマートアシスト」が標準化された

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2021年9月1日に、ダイハツが軽自動車の商品改良を発表。そのひとつがミラトコットで、その内容とはグレード構成を整理し、新色を追加するというもの。新色追加は商品力アップにつながりますが、グレードの集約化というのは売れていないモデルにおいて利益を確保するための常套手段という印象もありますが……。


今回の商品改良の内容をよく見てみると、むしろミラトコットの商品力は爆上がりし、より売れるようになったのでは? と思うのでした。

なぜなら、最上級グレード「G ”SAIII”」についていえば、メーカー希望小売価格が従来の132万円から125万4000円へと下がっているから。

あらためて説明すると、グレード整理というのは実質的には中間グレードだった「X ”SAIII”」を廃止して、エントリーのスマートアシストIII非装着車もなくし、「L ”SAIII”」と「G ”SAIII”」の2つに絞るというわかりやすさを重視したもの。

こうしたグレード整理をしたと理解した上で、先ほどのメーカー希望小売価格ダウンということを考えると「実質的にはXグレードをGと名前を変えただけでは?」とも思いたくなりますが、商品改良後のミラトコットの主要装備をみると、さにあらず。

Gグレードの特徴だった前席シートヒーターは付いておりますし、シートにパイピングを配するというおしゃれ仕様もそのまま。スマートキーである点も変わりません。たしかに大幅値下げと理解できるもので、ミラトコットのルックスに魅力を感じている人にとっては、いっそう選びやすくなったといえそうです。

ちなみに、8月31日に発売となった「2021-2022年軽自動車のすべて(三栄)」では、発売日の関係からミラトコットについては商品改良前の提で紹介しています。写真解説は小生が担当しておりますが、装備の使い勝手については大きく変わっいないでしょう。新色のレイクブルーメタリックを実車で確認できていないのは少々残念でありますが……。




あらためてミラトコットのメーカー希望小売価格を記すと以下の通り。

「L ”SAIII”」 116万2700円(FF)/129万4700円(4WD)
「G ”SAIII”」 125万4000円(FF)/138万6000円(4WD )

仕様差やミラトコットのニーズを考えると、「G ”SAIII”」のモノグレードとして、引き続き用意されているメーカーオプションの「アナザースタイルパッケージ」で個性を出すような設定としてもいいのではと思ったりもしますが、さて?

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精進します。

  




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