「スズキ セーフティ サポート」を全車に標準装備、開口幅600mmの後席スライドドアを与えられたワゴンRの新バージョン。価格帯は130万円~170万円

言わずもがな、ライバルはダイハツのムーヴキャンバス。ようやくスズキがこの全高のスライドドア車に参入です。月販目標は5000台というのも、ムーヴキャンバスの実績からすれば手堅い数値という印象ですが、はたして”スライドドア族”を従来のムーヴキャンバスがすべて押さえていたのか、はたまたどれだけ参入余地が残されているのかどうか……。
メカニズムとしては全グレードがNAエンジンで、エントリーグレード以外はマイルドハイブリッド仕様。ステレオカメラを使った先進安全機能も全車に標準装備となっております。それでいて価格は手頃で、エントリーグレードのFWDでメーカー希望小売価格は1,296,900円。最上級グレードでもFWDのメーカー希望小売価格は1,592,800円となっているのでした。全車4WDも設定されております。
さらに、ハイブリッドのグレードには46,200円のメーカーオプション「セーフティプラスパッケージ」を加えることで、全車速対応ACCやヘッドアップディスプレイが備わるというのも魅力では? さらに全方位モニター付メモリーナビゲーション(9インチHDディスプレイ)は187,000円で用意されております。ここまで装着した全部盛り仕様にすると、最上級グレードの4WDでは200万円オーバーとなりそうですが、内容的には妥当なところでありましょう。
ボディカラーは全12パターンで、2トーンルーフ仕様は44,000円~66,000円の有料色となっております。
冒頭でも記したように、ワゴンRスマイルのライバルは、誰がどう見てもムーヴキャンバス。といってもムーヴキャンバスのデビューは2016年なので、キャッチアップするのにだいぶ時間がかかってしまったという印象もあります。
それだけ時間をかけた成果なのか、ワゴンRスマイルのステップ高は345mmと低めの数値。実際に乗ったわけではないのでなんともいえませんが、ムーヴキャンバスのウィークポイントである乗降性の部分で明らかに改善したゾという意識が強いことを感じさせるのではありました。
ちなみに、ワゴンRスマイルのスライドドア開口幅は600mmで、これはムーヴキャンバスより5mm広くなっておりますが、実用上はその差を感じることは少ないかもしれません。
もうひとつ、ムーヴキャンバスとの違いが明確なのが後席の位置づけ。ムーヴキャンバスでは運転席に乗り込む動線のままサッと荷物を載せられる場所としてスライドドアのメリットを訴求していましたし、後席に引き出しをつけていたりしましたが、ワゴンRスマイルは後席スペースを物置きとしては捉えていないよう。その証拠というわけではありませんが、後席用にシートバックテーブルやタブレットの収まるポケットなどが用意されているのでした。

このあたりに商品企画としては似て非なる部分も感じるワゴンRスマイルとムーヴキャンバスですが、市場からはガチライバルとして見られるのは間違いないところ。はたして、どんな結果になるのか。そしてハイトワゴンクラスであってもスライドドアがスタンダードになっていくのか、軽自動車のトレンドにも興味津々であります、ハイ。
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精進します。



スズキは、新しい軽乗用車「ワゴンRスマイル」を2021年9月10日より発売することを発表しました。
「ワゴンRスマイル」は、「高いデザイン性とスライドドアの使い勝手を融合させた、新しい軽ワゴン」をコンセプトとして開発したワゴンRの新モデルである。ワゴンRの特長である広い室内空間と高い機能性に加え、スライドドアの利便性と個性的なデザインを兼ね備えたモデルとして、幅広い世代のお客様にご提案をする。
言わずもがな、ライバルはダイハツのムーヴキャンバス。ようやくスズキがこの全高のスライドドア車に参入です。月販目標は5000台というのも、ムーヴキャンバスの実績からすれば手堅い数値という印象ですが、はたして”スライドドア族”を従来のムーヴキャンバスがすべて押さえていたのか、はたまたどれだけ参入余地が残されているのかどうか……。
山本晋也@Ysplanning
オンライン発表会
2021/08/27 14:02:25
https://t.co/I9zuNm2MeF
メカニズムとしては全グレードがNAエンジンで、エントリーグレード以外はマイルドハイブリッド仕様。ステレオカメラを使った先進安全機能も全車に標準装備となっております。それでいて価格は手頃で、エントリーグレードのFWDでメーカー希望小売価格は1,296,900円。最上級グレードでもFWDのメーカー希望小売価格は1,592,800円となっているのでした。全車4WDも設定されております。
さらに、ハイブリッドのグレードには46,200円のメーカーオプション「セーフティプラスパッケージ」を加えることで、全車速対応ACCやヘッドアップディスプレイが備わるというのも魅力では? さらに全方位モニター付メモリーナビゲーション(9インチHDディスプレイ)は187,000円で用意されております。ここまで装着した全部盛り仕様にすると、最上級グレードの4WDでは200万円オーバーとなりそうですが、内容的には妥当なところでありましょう。
ボディカラーは全12パターンで、2トーンルーフ仕様は44,000円~66,000円の有料色となっております。

冒頭でも記したように、ワゴンRスマイルのライバルは、誰がどう見てもムーヴキャンバス。といってもムーヴキャンバスのデビューは2016年なので、キャッチアップするのにだいぶ時間がかかってしまったという印象もあります。
それだけ時間をかけた成果なのか、ワゴンRスマイルのステップ高は345mmと低めの数値。実際に乗ったわけではないのでなんともいえませんが、ムーヴキャンバスのウィークポイントである乗降性の部分で明らかに改善したゾという意識が強いことを感じさせるのではありました。
ちなみに、ワゴンRスマイルのスライドドア開口幅は600mmで、これはムーヴキャンバスより5mm広くなっておりますが、実用上はその差を感じることは少ないかもしれません。

もうひとつ、ムーヴキャンバスとの違いが明確なのが後席の位置づけ。ムーヴキャンバスでは運転席に乗り込む動線のままサッと荷物を載せられる場所としてスライドドアのメリットを訴求していましたし、後席に引き出しをつけていたりしましたが、ワゴンRスマイルは後席スペースを物置きとしては捉えていないよう。その証拠というわけではありませんが、後席用にシートバックテーブルやタブレットの収まるポケットなどが用意されているのでした。

このあたりに商品企画としては似て非なる部分も感じるワゴンRスマイルとムーヴキャンバスですが、市場からはガチライバルとして見られるのは間違いないところ。はたして、どんな結果になるのか。そしてハイトワゴンクラスであってもスライドドアがスタンダードになっていくのか、軽自動車のトレンドにも興味津々であります、ハイ。
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精進します。



