60周年記念車に採用された4速ATが載れば、趣味クルマとして最強の存在になるかも?

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軽商用カテゴリーにおいてダイハツと協業を進めると発表しているスズキが、軽トラック「キャリイ」の商品改良を発表。各グレードにおいて装備の充実など商品改良を実施しながら、特別仕様車「60周年記念車」を新設定したのが注目ポイント。

なにしろ、この60周年記念車には「キャリイ」初となる4AT(4速オートマチックトランスミッション)採用、HIDヘッドランプと強化スプリング(4枚リーフスプリング)を標準装備しているというのですから。走らせてみないとなんともいえませんが、4速化によって変速比幅が4.131に広がっております(標準の3ATの変速比幅は2.727)ので、高速巡行も対応できそう。つまり、キャブコン的な軽キャンピングかーのベースとしてもおいしいのでは? と思うわけです。

そんなホビーユースの軽トラといえば、キャブ自体を大きくした「スーパーキャリイ」は、このところ注目を集めているところ。今回の商品改良ではスーパーキャリイ自体は大きく手を入れられていないようですが、スズキ セーフティ サポートデュアルカメラブレーキサポート、誤発進抑制機能、後方誤発進抑制機能、車線逸脱警報機能、ふらつき警報機能、先行車発進お知らせ機能、ハイビームアシスト、5MT車のヒルホールドコントロール)といった先進安全装備は標準となっておりますので、その点でも日常使いにもオススメできる仕様といえますでしょうか。

そんなスーパーキャリイのメーカー希望小売価格は105万8200円~142万4500円。軽商用ということは保険などのラインニングコストも抑えられますので、趣味車としてアリ中のアリといった印象。

ただし……。


スーパーキャリイに用意されるトランスミッションは、5速MT、3速AT、5AGS の3タイプで、乗用ユース的に使うにはベストと思える4速ATが設定されていないのは、ちょっとした残念ポイント。

マニュアルトランスミッションベースの2ペダルである5AGSは変速比幅も5.809と広いのですが、ちょっとクセがあるのは気になるところ。もちろん、ホビーマシンとして考えるとAGSならではのクセがある走りも面白いポイントになるかもしれませんが。

では、どのトランスミッションが高速巡行しやすいのか。変速比から計算してみましょう。

5AGSのトップギアの変速比は1.000で最終減速比は5.375、4速ATは0.696で6.142、ついでにいえば5速MTは1.000で5.125となっております。単純にいうと、これらを掛けたオーバーオールギアレシオの数値が小さいほど(同じタイヤサイズで、同じエンジンであれば)高速巡行時のエンジン回転数は低くなり、ノイズは小さいということがいえます。

というわけで、計算してみた結果を小さい順に並べると次の通り。

4AT:4.275
5MT:5.125
5AGS:5.375

AGSとMTはトップギアが直結(1.000)なので計算するまでもありませんが、最終減速比が大きく見えた4速ATも、オーバーオールギアレシオではかなり小さくなり、明らかに高速巡行での静粛性では有利といえそう。こうしたスペックを見ると、やはりスーパーキャリイに4速ATの搭載を望む声は大きくなるでしょうし、次の商品改良あたりでスーパーキャリイへの4速AT搭載を期待したいところですが、さて?

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精進します。

  




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