システム最高出力は+27hpの600馬力にパワーアップ。専用設計のピレリP-Zeroタイヤ、フロントモーター減速比のローギヤード化による駆動力の向上
第二世代NSXの最期を飾る特別限定モデル「タイプS」の全容が北米で発表されております。注目の価格は169,500ドル(ライトウェイトパッケージで182,500ドル)。21年型のスタンダードモデルの価格は159,495ドルですから、個人的な予想よりタイプSになったからといって価格は上昇しておりませんが、パフォーマンスは想像以上に向上している模様。
なにしろ、鈴鹿サーキットでのラップタイムが2秒も速くなっていると公表されているのでした。
さらに3.5リッターV6ツインターボと前後あわせて3基のモーターによるスポーツハイブリッドSH-AWDのシステム最高出力は、北米スペックで573馬力から600馬力へとパワーアップしていることも発表されております。基本的なメカニズムはそのままに各部のブラッシュアップを果たしたようですが、その内容とは?
詳しい内容は、メーカー発表をじっくり読んでいただくのがベストですが、速さにつながる進化ポイントをざっと箇条書きにすると次の通り。

ちなみに、北米でのアキュラ・ホームページを見てみるとスタンダードのNSXはディスコン状態で、NSXはタイプSだけを取り扱うという風になっております。世界350台限定のうち300台が北米市場向けと考えると、たしかにスタンダードのNSXを買うユーザーは存在しないのかもしれません。
そして、NSXタイプSの専用カラーであるマットグレーは世界70台限定とも発表されております。このボディ色のライトウェイトパッケージが、もっとも価値ある一台になるのでしょうか。
なお日本向けのNSXタイプSは30台を確保しているということ。北米での価格がスタンダードの6%増しにとどまっているという比率そのままで計算すると、日本仕様は2570万円となるわけですが、実際にはもっと高くなりそうな予感。進化の内容を考えると、それでも十分にリーズナブルと感じる部分もありますし、絶対的な価格的にはまったく縁のない世界の話でありますが……。日産GT-R NISMOが300台以上も受注を集めたことを考えると日本向け30台限定のNSXタイプSは、すでに富裕層によって完売状態なのかもしれません(涙)
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精進します。


第二世代NSXの最期を飾る特別限定モデル「タイプS」の全容が北米で発表されております。注目の価格は169,500ドル(ライトウェイトパッケージで182,500ドル)。21年型のスタンダードモデルの価格は159,495ドルですから、個人的な予想よりタイプSになったからといって価格は上昇しておりませんが、パフォーマンスは想像以上に向上している模様。
なにしろ、鈴鹿サーキットでのラップタイムが2秒も速くなっていると公表されているのでした。
さらに3.5リッターV6ツインターボと前後あわせて3基のモーターによるスポーツハイブリッドSH-AWDのシステム最高出力は、北米スペックで573馬力から600馬力へとパワーアップしていることも発表されております。基本的なメカニズムはそのままに各部のブラッシュアップを果たしたようですが、その内容とは?
詳しい内容は、メーカー発表をじっくり読んでいただくのがベストですが、速さにつながる進化ポイントをざっと箇条書きにすると次の通り。
- GT3ターボチャージャーの流用
- ブースト圧5.6%アップ(15.2 → 16.1 psi)
- 燃料インジェクターの容量25%アップ
- インタークーラーの冷却性能15%アップ
- バッテリー容量20%アップ
- バッテリー出力10%アップ
- フロントモーター減速比ローギヤード化( 8.050:1→10.382:1 )
- SH-AWDセッティング変更
- 9速DCTシフトアップ時の変速スピードを50%アップ
- 新型ホイールによるトレッドのワイド化
- クーリングとエアロダイナミクスを向上させる前後バンパー
- サスペンションのリセッティング

ちなみに、北米でのアキュラ・ホームページを見てみるとスタンダードのNSXはディスコン状態で、NSXはタイプSだけを取り扱うという風になっております。世界350台限定のうち300台が北米市場向けと考えると、たしかにスタンダードのNSXを買うユーザーは存在しないのかもしれません。
そして、NSXタイプSの専用カラーであるマットグレーは世界70台限定とも発表されております。このボディ色のライトウェイトパッケージが、もっとも価値ある一台になるのでしょうか。

なお日本向けのNSXタイプSは30台を確保しているということ。北米での価格がスタンダードの6%増しにとどまっているという比率そのままで計算すると、日本仕様は2570万円となるわけですが、実際にはもっと高くなりそうな予感。進化の内容を考えると、それでも十分にリーズナブルと感じる部分もありますし、絶対的な価格的にはまったく縁のない世界の話でありますが……。日産GT-R NISMOが300台以上も受注を集めたことを考えると日本向け30台限定のNSXタイプSは、すでに富裕層によって完売状態なのかもしれません(涙)
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精進します。



