横浜ゴム、オリックス自動車とタイヤ空気圧の遠隔監視システムの実証実験を開始

自動車業界100年に一度の大変革期と当たり前のようにいわれ、CASEだのMaaSだのIoTといったアルファベットが飛び交う昨今ですが、自動車にとって不変といわれる黒くて丸いパーツ、タイヤにもIoTの流れが着々とやってきております。そんなわけで、横浜ゴムがタイヤ空気圧の遠隔監視システムをカーシェアリングに活用してメンテナンスの最適化をしようという試みを始めたと発表アリ。
何でもかんでもIoT(モノのインターネット)を活用すればいいってもんじゃないとは思いますが、横浜ゴムの試みは、タイヤを売って終わりのビジネスから、タイヤを使い切るまでお世話をするビジネスモデルへとタイヤメーカーのビジネスモデルが変化する予兆という印象もあり。
すでに自動車メーカーにおいても、とくに大型トラック領域では車両管理システムの提供まで含めて選んでもらう時代になっておりますが、タイヤについてもそうした時代がやってきそうな予感でもあります。
今回は、プレッシャーセンサーによる空気圧管理に特化した試みとなっていますが、車両の速度センサーのデータも吸い上げることができればタイヤ外径の変化も知ることができ、走行距離データと突き合わせることによってタイヤ交換時期が判別できるようになったりするかもしれません。そこまでいくと、タイヤメーカーのビジネスモデルは管理システムの優劣とコストで選ばれるようになって、いまとは完全に変わってしまいそうな気もしますが、さて?
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精進します。



自動車業界100年に一度の大変革期と当たり前のようにいわれ、CASEだのMaaSだのIoTといったアルファベットが飛び交う昨今ですが、自動車にとって不変といわれる黒くて丸いパーツ、タイヤにもIoTの流れが着々とやってきております。そんなわけで、横浜ゴムがタイヤ空気圧の遠隔監視システムをカーシェアリングに活用してメンテナンスの最適化をしようという試みを始めたと発表アリ。
横浜ゴム(株)はオリックス自動車(株)の協力を得て、新たなタイヤソリューションサービスとして当社が開発したタイヤ空気圧の遠隔監視システム(Tire air Pressure Remote access System=TPRS)の実証実験を8月より開始しました。実証実験はオリックス自動車のカーシェアリング事業であるオリックスカーシェアの車両に「TPRS」を導入し、東京都と神奈川県の首都圏の一部で実施します。
「TPRS」はタイヤの空気圧や温度、車両の位置情報をリアルタイムでリモート監視することができるシステムです。タイヤメンテナンスの大幅な省力化に加え、点検のバラツキ防止、異常検知による事故防止、適正な空気圧維持による燃費向上などに貢献し、検知データはリアルタイムでクラウドサーバーに保存します。「TPRS」はより厳しいタイヤ管理が求められる運輸・物流事業者向けに展開してきましたが、CASE、MaaSの発展による乗用車用タイヤの「生産財化」を見据え、このたび乗用車向けの検証を開始しました。
何でもかんでもIoT(モノのインターネット)を活用すればいいってもんじゃないとは思いますが、横浜ゴムの試みは、タイヤを売って終わりのビジネスから、タイヤを使い切るまでお世話をするビジネスモデルへとタイヤメーカーのビジネスモデルが変化する予兆という印象もあり。
すでに自動車メーカーにおいても、とくに大型トラック領域では車両管理システムの提供まで含めて選んでもらう時代になっておりますが、タイヤについてもそうした時代がやってきそうな予感でもあります。
今回は、プレッシャーセンサーによる空気圧管理に特化した試みとなっていますが、車両の速度センサーのデータも吸い上げることができればタイヤ外径の変化も知ることができ、走行距離データと突き合わせることによってタイヤ交換時期が判別できるようになったりするかもしれません。そこまでいくと、タイヤメーカーのビジネスモデルは管理システムの優劣とコストで選ばれるようになって、いまとは完全に変わってしまいそうな気もしますが、さて?
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精進します。



