スクータータイプではバッテリー交換式のインホイールモーターが主流になりそうだが、スポーツタイプではそうはいかないと思う…という話



EUでは2035年にエンジン車の新車販売が禁止されるという流れにあってモビリティの電動化は待ったなしといった状況。仮に2輪車にはそうした制限がなかったとしても4輪の電動化にあわせてガソリンインフラがどんどん縮小していくでしょうから2輪も電動化せざるを得なくなることは容易に想像できるところ。



というわけで、電動バイクについてのコラムをモーサイWEBのほうで書かせていただいたのですが、あわせて補足的なモトブログ動画も自身のYouTubeチャンネルのほうに2本ほどアップしております。このブログに貼り付けた一本目の動画はバッテリー交換式についての考察、二本目の動画はモーターやインバーター、バッテリーの温度管理について話させていただきました。



というわけで、できれば動画を見て頂ければ幸いなのですが、時短のためにバッテリー交換式とインホイールモーターの課題をまとめれば、以下のようなイメージ。

  • バッテリー交換式はスクータータイプ(原付二種以下)に限られるソリューション
  • 交換式バッテリーは温度管理が難しいので大型タイプに適応するのは難しそう
  • バッテリー交換式は車体設計を制限することになるので差別化が難しくなるだろう
  • バッテリー資産を社会的に管理できるのは交換式システムのメリット

  • インホイールモーターは温度管理の関係から原付二種以下相当に採用は限られる
  • インホイールモーターはバネ下重量の関係からも高出力タイプの適応は難しい
  • スポーツタイプの場合は水冷モーターを現在のエンジン位置に搭載するのでは
ちなみに、電動化の話をしているときに乗っているのは2ストのキャブエンジンを積んだ旧式のスクーターだったりするのが、隠れたツッコミポイントだったりするのですが、さて?




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精進します。

  




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