助手席がもっとも使わないポジションというのはショーファードリブンならでは。大型ハイヤーとしての機能アップにつながる改良

全長5300mm・全幅1970mm・全高1990mmという巨体の、国産唯一のフルサイズ・ミニバン「トヨタ・グランエース」が商品改良を発表しております。

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といっても外観に変わった様子はなく、以下に引用するように助手席の使い勝手が変わっただけなのでした。

助手席可倒式ヘッドレストで、後席からの広い視界を確保
助手席の運転席側肩口にパワーシートスイッチを追加し、ドライバーによる助手席のシート操作を容易に

 



この手の機能、まさにトヨタが得意としている日本向けのハイヤーに必須の装備といえるもので、これらを全車標準装備にするということは、グランエースがパーソナルユースではなく、ビジネスユーザーをメインターゲットにしているということでありましょう。

まあ、パワートレインが2.8リッター4気筒ディーゼル+6速ATだけの設定という段階で、電動化とは無縁といった印象でありますし、トレンド的には一般ユーザー向けではないというのは十分に理解できるところでしょうけれども……。

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ちなみに、グランエースのメーカー希望小売価格は620~650万円と据え置きになっております。

ところで、こうした助手席のヘッドレスト可倒機能が付くということは、グランエースにおける特等席は助手席側の2列目ということになりそう。余計なマナーを生み出す必要はありませんが、6人乗りグランエースの2列目・3列目の4座における上座下座が明確になっていたほうが余計なトラブルを生まないかもしれないと思ったりするのですが、さて?

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精進します。

  




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