マツダファンなら覚えておきたい「Diagonal Vortex Combustion(ダイアグナル・ボーテックス・コンバスチョン:斜め渦燃焼)」というパワーワード

マツダのコンパクトカー「MAZDA2」はデミオ時代から数えるともはやモデル末期に近づいているという印象さえありますが、2021年6月の商品改良ではガソリンエンジンが高圧縮版に超進化、かなり気合の入った進化を遂げております。
コンパクトカーらしくレギュラーガソリン仕様の1.5リッターガソリンエンジンの圧縮比は、なんと今回の進化によって12.0から14.0へと高まっているのでした。トヨタ・ヤリスの3気筒エンジンも14.0の圧縮比ですから、それ自体は驚くほどではありませんが、ゼロベースで開発したトヨタの3気筒エンジンと異なり、MAZDA2のエンジンは基本はそのままに改良したという話ですから、これほど圧縮比を上げたというのは正直驚き。
そのあたりのメカニズム的な内容についてまとめたのが、こちらのコラム。マツダが実現したSPCCI(火花点火制御圧縮着火)のノウハウを活かすことで、「Diagonal Vortex Combustion(ダイアグナル・ボーテックス・コンバスチョン:斜め渦燃焼)という新しい燃焼方式を実現したというのがマツダのアピールするところなのでした。
そんな新ガソリンエンジンを搭載したMAZDA2。先進安全装備もそこそこ充実しておりますし、もうちょっと売れてもいいのかもしれません。
とはいえ、FF・ATモデルのWLTCモード燃費を、各社のコンパクトカー(非ハイブリッド)で比較してみるとわかるように、新エンジンを載せたというMAZDA2は燃費性能でライバルを押しのけるほどのインパクトはなく、いってみれば最下位を脱出したというにすぎないので商品力的には厳しいのかもしれません……。
ヤリス:21.4km/L
フィット:20.4km/L
MAZDA2:20.3km/L
スイフト:20.0km/L
なお、スイフトのマイルドハイブリッドの5速MTグレードの燃費性能は21.0km/L、MAZDA2の6速MTは20.2km/Lなので、エンジンでいくら頑張ってもボディやシャシーでも底上げしないとライバルを超える燃費性能を実現するおは難しいのかもしれないと感じたりもするのですが、さて?
-----------------
精進します。



マツダのコンパクトカー「MAZDA2」はデミオ時代から数えるともはやモデル末期に近づいているという印象さえありますが、2021年6月の商品改良ではガソリンエンジンが高圧縮版に超進化、かなり気合の入った進化を遂げております。
コンパクトカーらしくレギュラーガソリン仕様の1.5リッターガソリンエンジンの圧縮比は、なんと今回の進化によって12.0から14.0へと高まっているのでした。トヨタ・ヤリスの3気筒エンジンも14.0の圧縮比ですから、それ自体は驚くほどではありませんが、ゼロベースで開発したトヨタの3気筒エンジンと異なり、MAZDA2のエンジンは基本はそのままに改良したという話ですから、これほど圧縮比を上げたというのは正直驚き。
そのあたりのメカニズム的な内容についてまとめたのが、こちらのコラム。マツダが実現したSPCCI(火花点火制御圧縮着火)のノウハウを活かすことで、「Diagonal Vortex Combustion(ダイアグナル・ボーテックス・コンバスチョン:斜め渦燃焼)という新しい燃焼方式を実現したというのがマツダのアピールするところなのでした。

そんな新ガソリンエンジンを搭載したMAZDA2。先進安全装備もそこそこ充実しておりますし、もうちょっと売れてもいいのかもしれません。
とはいえ、FF・ATモデルのWLTCモード燃費を、各社のコンパクトカー(非ハイブリッド)で比較してみるとわかるように、新エンジンを載せたというMAZDA2は燃費性能でライバルを押しのけるほどのインパクトはなく、いってみれば最下位を脱出したというにすぎないので商品力的には厳しいのかもしれません……。
ヤリス:21.4km/L
フィット:20.4km/L
MAZDA2:20.3km/L
スイフト:20.0km/L
なお、スイフトのマイルドハイブリッドの5速MTグレードの燃費性能は21.0km/L、MAZDA2の6速MTは20.2km/Lなので、エンジンでいくら頑張ってもボディやシャシーでも底上げしないとライバルを超える燃費性能を実現するおは難しいのかもしれないと感じたりもするのですが、さて?
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精進します。



