車両重量190kgは魅力。シート高825mmもなんとかなりそう(身長163cmライダーの感想)

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ヤマハのストリートファイター「MT-09」がフルモデルチェンジで3代目に進化すると発表。クロスプレーンコンセプトの3気筒エンジンやストリートファイタースタイルといった構成要素・イメージは完全にキープコンセプトですが、エンジン、フレームとも新設計という完璧なるフルモデルチェンジであります。そして五十路リターンライダーとして気になるのは……エキゾーストシステム。




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見ての通り、腹下の置かれた箱状のサイレンサーから左右対称にテールパイプが出ているというのは、非常にユニークな仕上がりで、車体も含めてシンメトリカルになっているのは個人的には刺さる”デザイン”なのでありました。そんなエキゾーストシステムへのこだわりは、ヤマハのニュースリリースでは次のように記されておりました。

トルク感と加速感を表現したサウンドデザイン
 “排気音”“吸気音”の質が“乗り味”に寄与する重要な要素であることに着目し、排気・吸気を独自に設計・チューニングし、トルク感・加速感を演出しました。
 排気音は 1.5段膨張室サイレンサーと左右シンメトリーのテールパイプを採用することで、発進時はリアの駆動力と同期した排気音によってトルクを感じ、スロットルを開けた瞬間に音が増大して聴こえるような、スイッチ感のあるサウンドが響きわたります。そして回転上昇に従って、ライダーへの主音源が排気音から吸気音へ切り替わるように調整しました。

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さらに気になるのは、新設計フレーム。こちらも見るからに機能美を感じさせるもので、ストリートファイターモデルを支えるフレームとしては贅沢な印象。エンジン搭載角を立て気味にしたというのも、味わってみたいと感じる要素だったり。いや、そうした違いを感じられるほどの経験もセンサーも持っていないのは百も承知でありますが……。こちらも、メーカー発表を引用すると以下の通りで、読んでいるだけで乗ってみたくなるのは、自分だけではないはず。

最新のCFアルミダイキャスト技術により、最低肉厚1.7mmを実現した軽量アルミ製フレームを採用(従来は最低肉厚3.5mm)。エンジン搭載角を47.5度から52.3度へと立て気味にしてコンパクト化し、ディメンションを最適化しました。
 また直進安定性と操縦性を両立させるために、縦・横・ねじり剛性のバランスを調整しており、とくに横剛性は従来比で約50%アップ、直進安定性に貢献しています。さらにヘッドパイプの位置を従来比30mm下げることでフロント荷重をかけやすくし、旋回時の優れたフロント接地感に貢献しています。
そんなMT-09、標準仕様は110万円、オーリンズリアサスペンションなどを備えたSP仕様が126万5000円。SP仕様のほうはフロントフォークをゴールドとなっており、さらにクルーズコントロールも備わっているそうで、気軽なツーリングの相棒としてちょっと物欲が刺激されるのでした。基本スペックでいうと、シート高は825mm、車両重量は190kgですから現在の愛車であるCBR1000RR-Rよりも少し低く、少し軽いわけで、チビライダー的にもなんとか乗ることはできそうな予感。もっとも、さすがに大型二輪の増車というのは。いろいろな意味であり得ないとアタマでは理解しております。ともかく一度は味わってみたいものです、ハイ。



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精進します。

  




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