ミッドシップに生まれ変わった8代目シボレー・コルベット。日本仕様は全車右ハンドルのみ!

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2021年5月29日、GMジャパンが上陸したばかりの日本仕様の新型コルベットを富士スピードウェイにてお披露目するというイベントを開催。クーペとコンバーチブル、あわせて5台の新型コルベットがコースを走行したという発表がありました。

トーチレッド、セブリングオレンジティントコート、シャドーグレーメタリック、アクセラレートイエロー、ラピットブルーという鮮やかなボディカラーの編隊走行はなんとも印象的ですが、注目はそれだけではありません。

なんと、このマシンたちはすべて、コルベット史上初めて誕生したという右ハンドル仕様だというのです。


まさにアメ車を代表する存在のシボレー・コルベット。そしてアメ車といえば日本仕様だからといって安易に(?)右ハンドル仕様を用意することなく、北米マーケットのムードを存分に味わえるインテリアとなっているのが特徴でした。しかし、新型コルベットでは右ハンドルだけの設定と完全に方針転換といった様相になっているのでした。

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なぜゆえ、右ハンドルのコルベットが用意されるようになったのか。その背景を暗示させる一文が、GMジャパンのリリースにありました。それが、こちら。

コルベット初の右ハンドルは、日本から導入が始まっており、走行シーンのお披露目は今回が世界初となりました。

”日本から導入”ということは、もちろん日本以外にも右ハンドルのコルベットは売られるということ。世界的にみると右ハンドル圏というのは意外に多く、日本、イギリス、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカといったモータリゼーション的には古参といえる国だけでなく、インド、シンガポール、インドネシア、タイ、マレーシアといった東南アジア諸国も左側通行・右ハンドル圏なのでした。



つまりアセアン地域の経済的な成長がコルベットのターゲットを拡大、右ハンドル需要があると感じられたからこその右ハンドル仕様の誕生と考えられるわけ。日本市場はそのおこぼれにあずかることができたという背景を、上記のリリース文からは感じられるのでした。

それにしても、画像で確認するとたしかに右ハンドルの新型コルベット。完全なフルモデルチェンジのタイミングでの右ハンドル化ということもあり、さほど違和感なく、すんなり馴染んでいくような気がしますが、さて?

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精進します。

  




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