クルマのミライNEWS : 登録から5年弱でオドメーターは2万km、そしてバッテリーがセグ欠けした

5年経ってもパワートレイン、駆動系のガタを感じないのは電気自動車ならではだが……

愛車リーフのオドメーターが20000kmに到達しました。登録から丸5年、二度目の車検を迎えるタイミングでの、この走行距離はけっして多くはないでしょうが、ほぼ街乗り専用カーとしては順当といったところでしょうか。

余談ですが、5～10km程度の近距離利用であっても、いろいろな意味（暖機が済む前にエンジンを切るので傷むなあと感じることも含む）でストレスが少ないのも電気自動車のメリットで、そこを期待しての導入でありますから短距離ユースメインで距離が伸びないのは織り込み済みであります。

ちなみに、愛車を型式でいうと「AZE0型」。初代リーフの中後期型にあたるモデルでカメラを用いたAEB（衝突被害軽減ブレーキ）が備わっているのも選んだポイント。バッテリー総電力量30kWhのリチウムイオン電池を床下に積んで、新車当時の一充電航続距離はJC08モードで280kmとなっておりました。

現実的には満充電での航続距離は200km程度の表示となっておりますが、経験的にはもう少し走れる印象で、だいたい週に一度の充電で問題なく運用できるというのが個人的な感覚。30kWhのバッテリー総電力量というと、現代の基準からすると少ないのですが、けっして不満はなかったのです。

しかし、そんな愛車のバッテリーが、5年2万kmでなんと”セグ欠け”してしまいました。セグ欠けしたのは、ちょうど車検に出す前日の話でありました。

セグ欠けとは何ぞや、という点についてはこちらの動画でも話していますが、ようはバッテリーの性能が落ちてきたということ。電池容量残存率が減ってきた（充電できる電力量が少なくなる）ことをメーター表示で示すというのは、親切な設計といえるのかもしれませんが、バッテリー劣化を目にするというのはけっして気分がいいものではないのも、また事実であります。

それにしても「8年16万kmバッテリー容量保証」を謳うクルマが5年2万kmでセグ欠けというのは想定よりもずっと劣化が早いと感じるのですが、さて？

ちなみに日産の保証内容としては次のようになっておりますので、12個あるセグメントのひとつが欠けたくらいでは悠然と構えておくべきなのかもしれません（汗）

「30kWh駆動用バッテリー搭載車」の場合。正常な使用条件下において新車登録から8年間または走行距離160,000kmまでのどちらか早い方において、ツインデジタルメーターのリチウムイオンバッテリー容量計が9セグメントを割り込んだ（＝8セグメントになった）場合に、修理や部品交換を行い9セグメント以上へ復帰することを保証しています。