おすすめの順序はハイブリッドAWD>>ガソリンFF≒ハイブリッドFF>>ガソリンAWDといったイメージです

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2021年4月にフルモデルチェンジを果たしたホンダのコンパクトSUV「ヴェゼル」に試乗する機会がありました。新型ヴェゼルには、1.5Lガソリンエンジン、1.5L2モーターハイブリッドと2種類のパワーソースがあり、それぞれにFFと4WDを用意するというパワートレインの設定になっております。

そのいずれにも試乗できたので、どの組み合わせがベストなのか個人的な印象をお伝えします。

ちなみに、試乗したのはハイブリッドがe:HEV Zグレードで、ガソリンエンジン車がGグレード。まずは基本プロフィールとして重要な要素を紹介しましょう。

それぞれの車両重量と前後軸重は次のようになっておりました。

ハイブリッド4WD 1450kg(前870kg 後580kg)

ハイブリッドFF 1380kg(前850kg 後530kg)

ガソリン4WD 1330kg(前800kg 後530kg)

ガソリンFF 1250kg(前780kg 後470kg)


また、タイヤ銘柄とサイズ(指定空気圧)はグレードごとに共通でしたが、そのスペックは以下の通り。

e:HEV Z ミシュラン・プライマシー4 225/50R18(前220kPa 後210kPa)

ガソリンG ダンロップ・エナセーブEC300 215/60R16(前210kPa 後200kPa)




もっとも重いハイブリッド4WDともっとも軽いガソリンFFの重量差は200kg。これだけの差があると乗り味がまったく違うクラスのそれになってしまうことは想像できるでしょうが、たしかに乗った印象はまったく違うものでありました。というわけで、それぞれの試乗動画をご覧ください。



ハイブリッド4WDはロングツアラーとして使いたくなるほど、どの領域でも落ち着いています。常に後輪を駆動することで高速巡行も安定していますし、ハンドリングについてもリニアで四輪接地感が感じられるもの。あえていえばSUBARUレヴォーグに近い印象を受けるのでした。その乗り味をBセグメントのプラットフォームをベースに実現しているのは驚くばかり。

こちらの動画でも話しているように、個人的なベストはハイブリッド4WDだったのです。



一方で、新型ヴェゼルのなかではもっとも軽量なガソリンFFは、コーナー進入時にクイックに向きが変わる様が古き良きホンダ的。一方で、リアの接地感がいまいちというか、典型的なFF的な乗り心地は街のりでこそ活きてきそうな雰囲気。ハイブリッドとは異なるキャラクターを持っているといえるでしょうか。ハイブリッドでは好印象だった4WDですが、ガソリン4WDについては生活四駆的で降雪地向けの仕上がりといった印象でありました。



そして、おそらく人気の中心となるのがハイブリッドFFでしょう。これ単独でみれば十分によく仕上がっているのかもしれませんが、ハイブリッド4WDと比べると後輪の接地感、車体全体のスタビリティ感が見劣りする部分もあり。少々の燃費悪化と増えてしまう予算が許容範囲であればハイブリッド4WDを選んだほうが幸せになれるというのが自分の印象でありました。



というわけで、結論としてはハイブリッド4WDが圧倒的におすすめ。FFで選ぶのならばガソリンの軽快さがハイブリッドのリニアリティをわずかに上回っているというのが正直な感想。ガソリン4WDは低予算で四駆が欲しい人向けという印象でありました。

ちなみに、どのグレードにおいてもシートの出来が秀逸なのはポイント高し。フロントシートは太ももから腰回りまでをしっかりと面で支えてくれるもので乗降性を犠牲にせず、高いホールド性をバランスさせているのは好印象。一方、リアについては旧型ではフラットでホールド感が希薄でしたが、新型ヴェゼルでは後席のクッション性もかなり向上しているので後席パッセンジャーの満足度は格段に上がっていると感じましたが、さて?

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精進します。

  




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