電気自動車専用ファクトリーではなく、従来のSクラスやマイバッハと同じ工場で生産されるというのがセールスポイント

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もはや驚くことはありません、ほとんどの欧州メーカーがそうであるように、メルセデスもフルラインナップの電動化に向けてひた走っております。

当然ながら、メルセデスのフラッグシップであり、テクノロジーショーケースといえるSクラスについても電動化は必須であり、同社の電気自動車ブランドである「EQ」にもSクラスに相当するモデル「EQS」のローンチを発表、その生産の模様を公開しております。

ここで注目すべきは、その生産を担当しているファクトリーでしょうか。



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生産工場に関する発表を引用すると以下の通り。

A new definition of luxury meets the future of production at Mercedes-Benz: production of the EQS electric saloon started at Factory 56 in the Mercedes-Benz Sindelfingen plant - flexible, digital, efficient and sustainable. The EQS is integrated into ongoing series production at the site as the first all-electric model. The Mercedes-Benz S-Class saloon, the long-wheelbase version and the Mercedes-Maybach S-Class are already rolling off the production line at Factory 56.

電気自動車の専用工場とするのではなく、これまでもSクラスやマイバッハを生産してきた”ファクトリー56”において、EQSも生産されていますよというわけ。

つまりSクラスを生み出してきたクラフトマンシップは電動化になっても受け継がれているというアピールでありまして、このあたりは新興メーカーとはひと味違うという老舗ならではのブランディングといえますでしょうか。

実際、インテリアの作り込みなどの工数を考えると、エンジン車のSクラスと同じトリムラインで流したほうが生産性からいっても効率的なのでしょうが……。

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精進します。

  




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