本気で欲しくなるコスパ最高の電気自動車。リアルワールドで満充電300kmは間違いない実用性が魅力





メーカー希望小売価格は3,899,000円~4,260,000円の電気自動車がプジョーe-208。前々から気になる一台でしたが、たまたま機会あってワインディングで試乗することができました。

e-208の簡単なスペックを並べると、以下の通り。
全長:4095mm
全幅:1745mm
全高:1465mm
ホイールベース:2540mm
車両重量:1490~1510kg
モーター形式:交流同期電動機
定格出力:57kW
最高出力:100kW
最大トルク:260Nm
バッテリー総電力量:50kWh
一充電航続距離:403km(JC08モード)

価格帯でいうと、現行・日産リーフ(40kWh)のXグレードからNISMOまでの範囲に収まるもので、それでいてリーフよりもバッテリー総電力量が大きいというのは、輸入車としてのブランド価値を抜きにしてもコスパに優れた電気自動車という印象だったのですが、冒頭に貼った試乗動画でも話しているように、個人的に所有している初代リーフ(30kWh)と比べると後席の広さを除いたあらゆる点においてe-208が上回っていると実感できるもの。

現行リーフが可能としているワンペダルドライブはできませんが、少なくともオーソドックスな走らせかたでワインディングを楽しむというシーンにおいていえば、そこはさほど問題にならないでしょうし、むしろブレーキを踏んでメリハリをつけたほうが208のハンドリングを活かすにはプラスであろうとも思うところで、「買って損なし」の電気自動車という思いを強くしたのでありました。



そうしてひとしきりワインディングを楽しんだあとで、メーター表示の航続可能距離を見れば、充電率が90%を切って80%に近づいている状態にもかかわらず290kmを超える数字を表示しているのでありました。おそらく大人しく走れば、カタログ値の403kmとは言わずとも、300kmを超える距離を一気に走ることができるのは確実で、このくらい走れば通常のサンデードライブくらいであれば十分にカバーできる能力でありましょう。

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だからといって、個人的には電気自動車は近距離ユースメインという位置づけで、その意味では30kWhの初代リーフであっても十分以上に満足できておりますし、30kWhのノートでも満充電で200kmは現実的ですので、そこでの100km差が買い替えのインセンティブになるほどのインパクトがないのも事実。

よって、すぐさま買い替えるほどではないのでありますが、電気自動車のバッテリー劣化を考えると同じクルマにずっと乗り続けると考えることは不自然でもあるわけで。一度電気自動車に乗ってしまうと電気自動車がない生活というのは考えづらく、その意味ではすべての電気自動車は無視できない存在。その中で、次期愛車の有力候補としてe-208の存在感が高まってきたのは間違いないところですが、さて?

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精進します。

  




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