最後の純血シトロエン「CX」を思い起こさせるネーミングとスタイル。プラグインハイブリッドの静粛性とアクティブサスペンションの乗り心地は、ブランドにふさわしい価値を提供するか
シトロエンの哲学を「もっとも先進的に」表現したニューモデルとして「C5 X」がワールドプレミア。サルーンとステーションワゴンのクロスオーバーといえる堂々としたスタイリングは、全長4,805mm、全幅1,865mm、全高1,485mm、ホイールベース2,785mmと立派にDセグメントのど真ん中といえるもの。ロードクリアランスに余裕は感じられますし、フェンダーアーチにクラッキングを使いながら、この低く抑えられた全高によりSUVではなく、セダンとワゴンのクロスオーバーといったユニークなキャラクターを表現しているのでありましょう。
より詳細な情報は、熱の入ったプレスリリースにてご確認くださいませ。
現時点では、2021年後半に欧州でローンチすること、ガソリンエンジン車とプラグインハイブリッドが用意されることが明らかとなっているくらいでメカニズムについての詳細は不明ですが、プラグインハイブリッドはEVモードで50km以上の走行が可能で、システム出力は225馬力。そして、プラグインハイブリッド車にのみ「シトロエン・アドバンスト・コンフォート・アクティブ・サスペンション」を搭載していることが明らかになっているのでした。このアクティブサスペンションについては以下のように紹介されております。
ところで、気になるといえば車名の由来。おそらくDセグメントを示すC5のX(クロスオーバー)という意味がメインなのでしょうが、CとXという二つのアルファベットには、1970~80年代にかけてシトロエンが販売していた当時にフラッグシップモデル「CX」を想起させられるのも事実。おそらく、それは商品企画としても狙っているのでは?
プジョーとアライアンスを組む前に登場した、最後の純血シトロエンといえる「CX」については、知り合いが所有していたこともあって、過去に何度か助手席に乗ったことがあるのですが、ユニークの象徴とされているボビン式のメーターだけでなく、20世紀としては圧倒的な快楽感はまさにシトロエンに期待するイメージ通り、いや想像以上あったことは、いまだほんのりと腰が覚えております。あの乗り味を21世紀に蘇らせるのが、「シトロエン・アドバンスト・コンフォート・アクティブ・サスペンション」なのかどうか。
いずれにしても、新型C5 Xは気になるニューモデルなのですが、はたして日本で触れる機会はありますでしょうか……。
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精進します。


シトロエンの哲学を「もっとも先進的に」表現したニューモデルとして「C5 X」がワールドプレミア。サルーンとステーションワゴンのクロスオーバーといえる堂々としたスタイリングは、全長4,805mm、全幅1,865mm、全高1,485mm、ホイールベース2,785mmと立派にDセグメントのど真ん中といえるもの。ロードクリアランスに余裕は感じられますし、フェンダーアーチにクラッキングを使いながら、この低く抑えられた全高によりSUVではなく、セダンとワゴンのクロスオーバーといったユニークなキャラクターを表現しているのでありましょう。
より詳細な情報は、熱の入ったプレスリリースにてご確認くださいませ。
現時点では、2021年後半に欧州でローンチすること、ガソリンエンジン車とプラグインハイブリッドが用意されることが明らかとなっているくらいでメカニズムについての詳細は不明ですが、プラグインハイブリッドはEVモードで50km以上の走行が可能で、システム出力は225馬力。そして、プラグインハイブリッド車にのみ「シトロエン・アドバンスト・コンフォート・アクティブ・サスペンション」を搭載していることが明らかになっているのでした。このアクティブサスペンションについては以下のように紹介されております。
3つのモードから選べるこのサスペンション・コントロールシステムは、プログレッシブ・ハイドロリック・クッション®の効果を高めます。路面の上をまるで飛んでいるかのようなフィーリングを実現するため、走行中のダンピングを弱めるとともに、コーナリングにも対応して効率的なサスペンションの動きを実現しますというわけで、どのような仕組みによって、どの要素を可変させているのか、その制御ロジックも含めて非常に気になるのですが、いずれにしてもブランドヒストリーを考えるとすべてが快適性重視なのは間違いなく、それが自動運転レベル2の制御と相まって、生み出す体験がシトロエンC5 Xの商品性の軸になるのは間違いないでしょう。
ところで、気になるといえば車名の由来。おそらくDセグメントを示すC5のX(クロスオーバー)という意味がメインなのでしょうが、CとXという二つのアルファベットには、1970~80年代にかけてシトロエンが販売していた当時にフラッグシップモデル「CX」を想起させられるのも事実。おそらく、それは商品企画としても狙っているのでは?
プジョーとアライアンスを組む前に登場した、最後の純血シトロエンといえる「CX」については、知り合いが所有していたこともあって、過去に何度か助手席に乗ったことがあるのですが、ユニークの象徴とされているボビン式のメーターだけでなく、20世紀としては圧倒的な快楽感はまさにシトロエンに期待するイメージ通り、いや想像以上あったことは、いまだほんのりと腰が覚えております。あの乗り味を21世紀に蘇らせるのが、「シトロエン・アドバンスト・コンフォート・アクティブ・サスペンション」なのかどうか。
いずれにしても、新型C5 Xは気になるニューモデルなのですが、はたして日本で触れる機会はありますでしょうか……。
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精進します。










