2021年2月、欧州新車販売ランキングにおいてPeugeot208と2008がワンツーを達成。電気自動車バージョンの存在が上位進出のカギか?

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先日、コラム記事でも紹介したようにJATOダイナミクスの調査によると2021年2月の欧州新車販売において、プジョー208が1位になったそうで。さらに2位には同社の2008が続き、プジョー絶好調といった具合。はたして、その背景にあるのは……。

 

おそらくポイントは電動化比率。ここでいう電動化というのはハイブリッドではなく、プラグイン(外部充電)のこと。そして、プジョー208と2008は、それぞれに100%電気自動車のe-208、e-2008がラインナップされていて、それが特別なものではなくしっかりと量産されているのがポイントでありましょう。

前述したJATOダイナミクスの発表によると欧州でのプラグイン車の平均シェアは14%ということで、つまりは内燃機関しかないクルマでは市場全体の86%しか対象にならないという意味。そう考えると、新車販売ラインキングの3位のVWゴルフや4位のトヨタ・ヤリスは、いずれもプラグイン仕様が用意されていないので、このままでは販売の可能性的に厳しい未来が見えているのは自明。

ちなみに、プジョー208や2008の2月の販売台数に占める電気自動車の割合は以下の通り。

Peugeot208:18,375台(BEV 3,047台:16.5%)
Peugeot2008:17,120台(BEV 1,992台:11.5%)

この比率からすると、まだまだ伸びしろがありそうで末恐るべし。市場の100%をカバーできるICE(内燃機関)とBEVの両方をラインナップするモデルは、今後も上位にくる可能性が高いといえるのでは?


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精進します。

  




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