欧州を中心に6つのギガファクトリーを建設。2030年までに合計 240GWh の生産能力を実現する

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昨日、トヨタの電気自動車アーキテクチャについて書いたエントリをアップしましたが、その中に貼ったYoutube  Liveのほうでもお話ししたのですが、フォルクスワーゲングループが欧州を中心にバッテリーの生産能力を確保する動きを見せております。

具体的には、2030年までに関連企業と協力して年間40GWh級のバッテリー工場を6か所建設するというもので、合計すると240GWhの生産能力を実現するというわけ。では、240GWhというのがどのくらいの規模感かというと……。


平均して一台当たり40~50kWhのバッテリーを搭載するとして、乗用車500~600万台に相当するバッテリーを供給できる能力を実現する規模といえます。プラグインハイブリッドでバッテリー搭載量が減ると、もっと多くのクルマを電動化できる規模というわけです。

現在のフォルクスワーゲン・グループの生産規模がおよそ1000万台。その生産規模が維持されるとして、バッテリー工場建設の発表は、すなわち2030年までに半分以上はプラグイン(外部充電)になると宣言したも同様の発表といえるのでした。

なにより昨日のエントリに貼った動画でもお話しましたが、もはや自動車メーカーであれば電気自動車を生産できるかどうかをアピールするフェイズではありません。電気自動車を作れるのは当たり前で、
将来性も含めてどれだけバッテリーの調達能力(≒電気自動車の生産能力)があるのかをアピールする時代になっているのだなあと感じるのですが、さて?

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精進します。

  




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