コンフォートモードを選ぶと街乗りもイージーモードの乗り心地。クラッチも予想よりは軽めだから渋滞でも気にならない

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先月、2020MYのシビックタイプR(11月30日発売ながらすでに完売!)に街乗りする機会あり。そして2020MYの特徴は以下の4点。

  • フロントグリルの開口面積を従来のモデルから大きくすることによる冷却性能の向上と、フロントバンパーエアスポイラーの形状変更などで従来モデル以上のダウンフォースレベル
  • アダプティブ・ダンパー・システム制御やサスペンションブッシュ・ボールジョイントなどのきめ細やかなサスペンションのアップデート
  • ステアリングの表皮にアルカンターラを採用
  • シフトノブをティアドロップ形状に変更
逆にいうと、FF世界最速の強心臓となる235kW(320PS)を発する2.0リッターVTECターボ「K20C」については公式には変更なしといったことでしょうか。

軽量バージョンの「リミテッドエディション」が200台限定でリリースされたことも2020MYのトピックスのひとつですが、標準グレードも含めてタイプRは完売だそうで、今回のちょい乗りは貴重な機会となったのでした。

ちなみに、シビックタイプRは6速MTだけの設定というスパルタンな仕様で、メーカー希望小売価格は標準グレードで475万2千円、リミテッドエディションは550万円でありました。



というわけで、ほぼ駄々洩れといった感じのひたすら街乗りしているだけの試乗動画がこちら。

動画内でも話したように、パワーについては街乗りでは有り余るほどあると感じるわけですが、けっしてピーキーではなく、またターボ過給もスッとかかるので手に余る感じは皆無。K20A(NA仕様)のタイプRよりもズボラな運転が可能という印象も受けたのでした。

乗り心地については20インチタイヤや引き締まったボディの硬さは感じますが、ドライブモードで「コンフォート」を選んでおけば、路面からの入力も適度にいなしてくれるので、スポーツカーに我慢して乗っているという印象は皆無。

一方でサーキットモードといえる+Rモードを選ぶと、ハイグリップタイヤの性能を引き出すセッティングに変身。この電子制御サスペンションについては変化幅の大きさから高く評価する声も聞きますが、それも納得の”キャラ変”ぶりでありました。ドライブモードではサスペンションだけでなくエンジンフィールや電動パワーステアリングのアシスト感も連動して変身するのですが、その違いは街乗りレベルでも十分に体感できるものでありました。

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スタイリングについては、それなりにクセが強く好き嫌いがわかれる部分もあるかとは思いますが、エンジンフードの形状や視界の良さなどから1875mmという全幅はさほど気にならないのでは? クラッチも400Nmという大トルクを受け止めるものとしては十分に軽く、渋滞でも苦行と感じることはないはずと感じた次第。

とはいえ、街乗りメインであってもオンボードで表示される燃費は、動画内でも話しているように9.4km/L(カタログ値は13.0km/L)。渋滞にハマったことを思えば、悪くない印象もありますが、ハイブリッドカーあたりと比べるとランニングコストはそれなりにかかると思ってしまうかもしれません、エエ。


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精進します。

  




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