世界に3台しかないというC40 Rechargeを日本で公開!オンライン限定で販売することも発表

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ボルボが2030年までに完全に電気自動車(BEV)専門ブランドになることを宣言。その象徴となるBEV専門モデルとして2021年秋に発売予定の「C40 Recharge」プロトタイプを日本で公開したことでニュースも続々と報じられております。

数年前であれば、2030年からの完全BEVブランド化というのは驚きもあり、また懐疑的な目も迎えられたでしょうが、2021年には当たり前の経営判断として理解できてしまうのだから時代の変化がいかに激しいかを示しているのでは?100年に一度の大変革期というのは大げさではなく、本当に現在進行形の話だと実感できるのでありました。





実際、直近(2020年下半期)の実績でいえば欧州市場でのボルボ販売の1/3はプラグイン(外部充電で走るクルマ、BEVとPHEV)になっているといいます。欧州全体でも新車販売の25%程度はプラグイン車になっているというのは、当ブログでもお伝えした通り。



さらにボルボの発表によると電動化の進む国における新車販売でのプラグイン車比率は以下の通り。

ノルウェー:87%
オランダ:72%
スウェーデン:49%
ドイツ:26%
イギリス:23%
(2020年12月) 

こうしてプラグイン車のシェアを見ると、数よりも質で勝負するプレミアムブランドであれば完全電気自動車にシフトしたほうが市場をとれるというのは真っ当な経営判断であって、けっしてチャレンジングな判断ではないと理解できるはず。

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さらに、ボルボC40 Rechargeで注目したいのは、その販売をオンラインに絞って、サブスクリプションとして展開するという点。そのあたりの詳細はまだ発表されておりませんが、イノベーター層にリーチするためには既存の実店舗による売り方よりオンラインのほうが強力な販路になるというのもテスラの好調ぶりを見ていると理解できる判断であります、ハイ。

とはいえ、保守的なユーザー層(とくにボルボの既存顧客には多い)はオンラインでは離れていってしまうのは自明。ですから、店舗販売も継続するというのも真っ当な判断だなあと思うのでありました。もっとも、本質的に重要なのは商品力。つまりクルマの仕上がりであって、はたしてC40 Rechargeがボルボの100%電動化戦略を周囲が認められるほどの実力を持っているのかどうかは注目でありますが、さて?

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精進します。

  




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