当初のグレード展開は、C180、C200、C200 4MATIC、C300、C300 4MATIC、C220d、C300dの7つで全車4気筒エンジン。プラグインハイブリッドも遅れて設定予定

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かつて「ベイビーベンツ」と呼ばれたコンパクトセダン「190E」にルーツを持つメルセデスCクラスがフルモデルチェンジ。まずは1.5リッターと2.0リッターのガソリンターボ、2.0リッターのディーゼルターボを搭載する7グレード展開でのローンチを発表しております。

そのエンジンは、どれもが48Vのインテグレーテッドスタータージェネレーターを用いたマイルドハイブリッド仕様というのは、いかにも2021年に誕生したCクラスらしいところですが、おそらく商品企画を考えていたときよりも、ずっとマーケットの電化へのニーズが高まっていることに驚いているのはダイムラー自身かもしれません。

そんなこともあって、フルモデルチェンジを発表した同社のリリースを読んでいても、まだ発売時期も未公表段階にあるプラグインハイブリッド仕様への言及が多くなっているの、そうしたトレンドを意識してのことでありましょう。先日の当ブログエントリでも触れたように、欧州で2020年にもっとも売れたプラグインハイブリッド車はメルセデスのAクラスでありまして、メルセデスに期待する声は少なくないと思われますから。

 


ところで、新型Cクラスにはサルーン(セダン)とエステート(ステーションワゴン)という2つのボディが用意されますが、それぞれのサイズは以下の通り。

■新型Cクラス・サルーン
全長4751mm(先代比+65mm)
全幅1820mm(同+10mm)
全高1438mm(同-9mm)
ホイールベース2865mm(同+25mm)

■新型Cクラス・エステート
全長4751mm(同+49mm)
全幅1820mm(同+10mm)
全高1455mm(同-7mm)
ホイールベース2865mm(同+25mm)

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ついに全長が5ナンバー枠の4.7mを超えてしまった新型Cクラス。日本市場的な感覚でいうと、かつて「ベイビー・ベンツ」と呼ばれた190Eの面影はなくなったと感じてしまうかもしれませんが、2020年代の感覚でいえばDセグメントとしてはスタンダードなサイズ感というのが適切な評価でしょう。

そして、フル液晶メーターと巨大なセンターディスプレイからなるコクピットは、Sクラスのようでもあり、この新型Cクラスをあえて表現するならば「ベイビーSクラス」と呼ぶのがふさわしいのかもしれません。

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巷ではメルセデスCLAにも似た顔つきという声もあり、すわ新型CクラスもFF系プラットフォームの採用か、と早合点しまうかもしれませんが、この画像からもわかるようにエンジンは縦置き。いまや、このセグメントでは貴重になってきたFRプラットフォームは、しっかりと継承されているのでありました。

ちなみに、ラインナップされるエンジン中もっともパワフルなのはC300dに搭載される2.0リッター・ディーゼルターボ。最高出力は195kWで、最大トルクは550Nm! ここに15kW、200Nmというスペックのインテグレーテッドスタータージェネレーターがアシストをするということですから、その発進加速が強烈なのは推して知るべし。0-100km/h加速は5.7秒と、ホンダ・シビックタイプRと同等というのですから、驚きデス。



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精進します。

  




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