こんもりと盛り上がったボンネットの下に、5.0リッター 自然吸気V8エンジンを搭載

2022_Lexus_IS_500

言わずと知れたトヨタの高級ブランド「LEXUS(レクサス)」が、北米でニューモデル『IS 500 F SPORT PERFORMANCE』を発表。そのニュースリリースによると、約2インチ盛り上げたボンネットの下には5.0リッターV8エンジンが収まっているとのこと。トランスミッションは8速ATと組み合わせられるといいますから、おそらくリア駆動のピュアスポーツといえるパワートレインでありましょうか。

公表されているエンジンスペックは以下の通り
472 hp @ 7100 rpm
395 lb.-ft. @ 4800 rpm


レクサスの5.0リッターV8エンジンといえば、一連のFシリーズやLCに搭載されている「2UR-GSE」がいの一番に思いつくわけですが、スペックを見ている限り、IS500のエンジンもおそらく「2UR-GSE」でありましょう。

 


ご存知のように、現時点で市販されている国産エンジンとしてはNAの最高峰ともいえる2UR-GSEを心臓に選んだISとなれば、先代モデルに設定されていたIS Fを思い出すわけですが、今回は『IS 500 F SPORT PERFORMANCE』という名前になっているのがポイント。新しい”F”の名前を持つラインとして、どのようなブランディングをしているくのかが気になるのでした。

もっとも、初代IS Fから2UR-GSEエンジンが使われていると仮定すると、このエンジンはすでに10年選手であります。高速燃費が24 mpg(およそ10km/L)になっているなど2020年代に求められる最低限の環境性能は満たしているようですが、この時代に大排気量NAエンジン搭載グレードを設定するという商品企画には驚きもあれば、疑問もあり。

V8エンジンを求めるという北米のオールドファン的には快哉を叫びたくなるような設定からもしれませんが、レクサスというブランド、さらにいえばトヨタというブランドに対して、古臭いというか、”オワコン”的なイメージが強化されてしまうような気もするのでした。それは、今まさに自動車業界を覆っている電動化トレンドにおいてネガティブなのではと思ったりするのです。逆にいうとハイブリッドの幅広い展開で全体的なCO2排出量を抑えているトヨタだからできる商品企画ともいえるわけですが、さて?





-----------------
精進します。

  




人気ブログランキング