GT300・BRZのコンセプトは「ライトウェイト・コーナリングマシン」。心臓部のボクサーエンジンはどうなる?

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SUBARU/STIが、2021年モータースポーツ活動について発表。全日本格式でいうと、引き続きGT300でBRZを走らせるほか、全日本ラリーに参戦する3台のWRX STI(新井親子・鎌田卓麻)のサポートを行なうとのこと。全日本ラリーにおいては、GRヤリス陣営に勝田範彦選手が順当に移籍したことで競争が激しくなること必至で、経験を活かしたSUBARU勢の活躍やいかに? といったところでしょうか。

 

そして気になるGT300は、すでに公開しているように2021年のフルモデルチェンジが予定されている新型BRZのGT300仕様で参戦。ドライバーも井口卓人選手と山内英輝選手と安定のペアで、2021年はチーム監督が小澤正弘氏に変わるというのが目立つくらい。R&Dスポーツによる運営というのも変化なし。


2021年の参戦車両は、「ライトウェイト・コーナリングマシン」をコンセプトに、これまでレースで磨き続けてきた技術と知見を余すことなく盛り込むことで、全戦ポイント獲得、そしてシリーズチャンピオンを目指します。
というわけで、積み上げてきたチーム力で、チャンピオンを狙うというGT300・BRZなのですが、なんといっても気になるのは、GTマシンのパワートレイン。引用にもあるように「磨き続けてきた技術と知見」という文言からは、外観こそ2代目BRZに変わっているものの中身は従来マシン同様ということを示しているように読み取れ、すなわちエンジンはWRCの時代から使い続けているEJ20のブラッシュアップ版と理解できるわけです。しかしながら、さすがにEJ20を使い続けてチャンピオンを目指すというのはどうなんだろう、と思う部分もあり。だからといって新開発エンジンの参戦初年度からチャンピオン争いをするというのも考えづらく、このドライバーペアが旬のうちにチャンピオンを目指すのであれば熟成のEJ20を継続採用というのが妥当でありましょうが、さて?



2021年の新カラーリングはSTIの公式Twitterで確認できます。

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精進します。

  




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