自動運転レベル2走行中にドライバーが意識を失うと停車させるのがトヨタ「ドライバー異常対応システム」

2020年の日本市場における年間登録台数は12,085台。グローバルでの販売台数を考えると日本でも評価されているとはいいがたい規模ではありますが、一定の支持を集めているといえるミドル級セダンがトヨタ・カムリ。その一部改良が実施されております。
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トヨタのニュースリリースから改良テーマを抜き出すと、大きく以下の2点となるのでした。
  • より洗練されたスタイルへと深化した内外装
  • さらに進化した「安全・安心」機能
具体的な内容はリンク先の一時ソースでご確認いただくとして、個人的に注目しているのはトヨタの予防安全パッケージであるToyota Safety Senseの新機能として「ドライバー異常時対応システム」を採用したこと。
その機能については、こちらのコラム記事で紹介させていただいておりますが、ようはドライバーが居眠りや疾病などで意識を喪失した状態(異常時)に、クルマを停止させるという機能。



理想をいえば安全な場所に停止させたいところですが、路肩に退避させるというのも難しいため、現時点では走行している車線上で徐々に速度を落として停止するという機能にとどまっておりますが、それでも周囲に異常発生を知らせるべく、ホーンを鳴らしたり、ハザードを焚いたりするなど、明らかにおかしいことになっているとアピールしつつ、ゆっくりと停止するので後方のクルマが気付いて避けることは可能でありましょう。

この機能は高速道路上でACC作動時に限定されるのですが、海外のチャレンジングなメーカーによってはドライバーが眠った状態でもACCの連続作動を可能にしているところもあって、それが原因と思わしき死亡事故が起きた過去を考えると、いわゆるオールドタイプの自動車メーカーとしては利便性よりも命を大事にしていくという姿勢であるという大きな違いを感じるのでありました。どちらがいいというのではなく、ユーザーとしてどちらのスタンスを選ぶべきかという話。

現時点ではACC作動時に限られる「ドライバー異常時対応システム」ですが、これが常時機能するようになると一般道走行中の意識喪失といったシチュエーションであっても暴走事故を防げる可能性も出てくるわけで、命を守るための自動運転テクノロジーの進化に期待したいとも思うわけですが、それは発想が飛躍しすぎでしょうか。

実際、ドライバーの顔をずっとモニタリングして、体調を把握しようという研究もトヨタではなされていますし、目指している話だとは思うのですが、さて?


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精進します。

  




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