2020年の販売台数はトヨタ・ライズが126,038台、ダイハツ・ロッキーが31,153台で合計157,191台!

通常、日本一売れているクルマというと、2020年暦年で195,984台を売ったホンダN-BOXか、もしくは登録車でトップとなる151,766台を販売したトヨタ・ヤリスと紹介されることが多いのですが、じつは登録車の実質的な最人気モデルは別のクルマであることをお気づきでしょうか。

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それがトヨタ・ライズ&ダイハツ・ロッキー。

エンブレム以外はまったく同じといえる兄弟車なので街中で見かける印象で言えば同一モデルとカウントしていいのでは? と思うわけです。そして、全長4m未満の扱いやすいコンパクトなボディにパワフルな1.0リッター3気筒ターボを積んだ、この小さなSUVは2モデルの合計で157,191台を販売。ヤリスを超えて、堂々トップとなるのでした。

ソースはコチラでご確認ください。

そうはいってもトヨタとダイハツの両販売網で売っているクルマを合計するのはズルいという声もあるでしょうが、一方でヤリスの販売台数はハッチバックのヤリス、SUVのヤリスクロス、スポーツモデルのGRヤリスの合計であってそれを同一モデルとしてカウントするのもアンフェアな印象。いずれにしても、同じボディで日本一売れているモデルというのではあればライズ&ロッキーとなるのは間違いなしであります。

その売れている理由は、前述したようにコンパクトで扱いやすいボディでありながら、価格以上の価値を感じさせるスタイリングにあり。こちらの動画でも紹介しているように、とにかくノーズが見えやすく、ショールームで座っただけでも「取り回しがよさそう」と感じさせるデザインはお見事。



それにしても、かつて日本の市場はハイブリッド絶対主義ともいわれ、燃費にすぐれたハイブリッドカーでなければ売れないという時期もあったのですが、軽自動車トップのN-BOXにしろ、このライズ&ロッキーにしろ、パワートレインは純ガソリンエンジン+CVTという組み合わせ。ようやく世界が電動化を進めていく中で、ハイブリッドカーによって大衆が電動化を味わった日本は、一周回ってローコストなガソリンエンジン(ライズ&ロッキーの場合はダウンサイジングターボと考えるのが妥当)に戻ってきたといえるのかもしれませんが、さて?

【動画でもまとめてみました】


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精進します。

  




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