消費電力の違いは航続距離にダイレクトに影響するが、勾配を利用して速度を上げるのはアリ



先日、愛車の初代リーフでの高速ドライブにおいて電費(航続距離)の心配なく走れるようになったというエントリをあげましたが、航続距離をそこそこ読めるようになった理由は、自分なりに電気自動車を安定して走らせることができるスキルを身に着けたと感じているから。

アクセル操作や速度感と電費の関係が肌感覚でわかると、バッテリー残量と目的地(充電スポット)までのどの程度の余裕をもって辿り着けるのかをそれなりに予測できるようになり、それが安心感につながるというわけです。



というわけで、冒頭に貼ったYouTube動画は自分が愛車である初代リーフ(AZE0)で身に着けた高速道路におけるエコドライブの心得を話しているもの。あくまで、このクルマでしか通用しないテクニックかもしれませんが、ホンダの電気自動車Honda eに初めて乗ったときにもカタログ値をさほど変わらない電費を出すことができたので、それなりに電気自動車全般に通用するテクニックでは? と思っているのでした。

そして、高速走行で電費を稼ぐ大基本は「スピードを抑えること」。この動画ではリーフのナビ画面で確認できる瞬間出力計から読み取った数字を紹介していますが、ほぼフラット勾配で比べたときの消費電力は80km/hのときが10kW弱で、100km/hでは15kW強。最低でも5kWの違いがあるというわけで、バッテリーから電気を持ち出す一方の高速走行においては、この違いが航続距離に影響するのは自明。

下り勾配であれば速度を出してもさほど電気を消費しませんから、下り坂では積極的に速度を出して、イナーシャ(慣性)を稼ぐのが吉。そうすればコースティング的に惰性で走る距離を伸ばすことができるので、わずかながらトータルでの航続距離を稼げると感じる次第。

加速している状態での消費電力が大きいので、スパッと目標速度まで加速するのが電気自動車の効率よい走りのポイントだと思うわけですが、巡行時であっても一定速度にこだわるのではなく、勾配を先読みしながらメリハリのある速度コントロールすることで、全体としての電費を稼げる傾向があり、それが隠れたポイントと思うのでありました。

というわけで、この動画を撮ったときの電費は次の通り。結果的には8.7km/kWhなので、ベスト・オブ・ベストというわけではありませんが、まあまあこのくらいの電費を狙って出せるくらいの運転が、動画の乗り方だとご理解いただけますと幸いです、ハイ。


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精進します。

  




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