ホワイトアウトの影響だとすればカメラ系センサーは使い物にならない可能性大。ミリ波レーダーなら何とかなるか?

2021年1月18日、東北道・古河インターあたりで3桁のクルマが絡む多重衝突事故が起きたとの報道あり。まずは亡くなられた方のご冥福をお祈りいたしますし、ケガをされた方にお見舞い申し上げます。



さて、主な事故原因としては「ホワイトアウト」によると報道されております。ホワイトアウトとは吹雪などによって周りがすべて真っ白にみえてしまい、実質的に視界が失われる状態を指すといえますが、そうなってしまうとドライバーとしては成す術なしというのが正直なところで、その場で停まってしまうクルマと、そのまま走ろうとするクルマが混在していれば、多重衝突事故が起きてしまうのもやむなしでありましょう。









では、こうした事故を最新のADAS(先進運転支援システム)ならばカバーできるのかといえば、そこは大いに疑問。軽自動車から高級車までACC(追従クルーズコントロール)やAEB(衝突被害軽減ブレーキ)などの機能を持つADASは普及していますが、 そのほとんどは降雪時には使わないことを推奨するものであります。

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ましてカメラをメインに使っているシステムではホワイトアウトではエラーが出てしまうことは間違いないから。ミリ波レーダーを使っていれば、まだ前方の障害物を検知できる可能性もありますが、それでもレーダーをカバーしている部分に雪が付着してしまうと性能が低下してしまうのは避けられませんので。

奇しくも、そうしたADASが雪に弱いというコラムを用意していて、その記事が公開されたのが1月18日だったのでした。



未来が完全自動運転社会に向かっているのだとすれば、たとえホワイトアウトの状態になっても安全にクルマを走らせる機能が求められるのは当然であります。しかしながら、高機能な自動運転には欠かせないセンサーといわれるLIDARも雪には弱い傾向にあるのでした。

今回の事故はホワイトアウトするような状況での自動運転を実現するための課題をあらためて考える機会になるのではと思う次第。もっとも、完全自動運転になれば”危険な状態では全車が一斉に停止する”という連携が可能になるので多重衝突事故は防げるかもしれません。それはそれで、停まっている間に雪が積もって動けなくなってしまうというリスクもあることもまた、最近のニュースで明らかになっている課題ですけれど……。

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精進します。

  




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