カーボンニュートラル達成にむけて水素社会を目指すなら燃料電池車への補助金増額でムードを高めるのは効果的な投資(撒き餌)になるのでは?


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フルモデルチェンジを果たしたトヨタの燃料電池車「MIRAI」。そのメーカー希望小売価格は、710万円~となっていて、CEV補助金は117万3000円となっています。かつて200万円オーバーだった補助金を思うと、ずいぶん寂しくなったものだなあと思わざるを得ないのですが、2050年のカーボンニュートラルを日本政府の方針として示したいま、その補助金を増額して、燃料電池車をブーストさせ、水素社会を目指すのは、日本としての進むべき道のひとつと思う部分もあったりする今日この頃。実際、燃料電池車の購入補助金を増やすといった観測報道はすでに出ていて、方向性としてはあり得るだろうなと思う部分もあるのでした。








カーボンニュートラルというのは、CO2を出さないという意味ではなく、実質的にCO2排出量をゼロになるようにするということで、国家の安全保障的にいえばエネルギー政策を根底から変えてしまう話でもあります。その選択肢のひとつとして考えられるのが、様々なエネルギーをいったん水素にして活用しようという「水素社会」。

言わずもがな、そのキーデバイスが燃料電池であり、クルマも燃料電池車が中心になるという見方もありますが、個人的には水素社会であっても基本は電気であって、水素はストレージするための共通フォーマットという捉え方をしているので、あえて水素を介する必要のないクルマは、V2Hを前提にした電気自動車が中心になると考えているのでした。それでも、噂通りに燃料電池車に200万円を超える補助金が出るようになるのだとすれば、このタイミングで燃料電池車に乗っておくのも悪くないと思ったり、思わなかったり。もっとも250万円の補助金が出たとしても乗り出しでは500万円ちかい予算が必要になる燃料電池車(トヨタMIRAI)の購入には、宝くじの当選が必須条件といえるかもしれません(汗)




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精進します。

  




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