その名は『トラフィックジャムパイロット(TJP)』。利用できる状況は限定的なれど、自動運転レベル3の量産車に向けた型式指定が世界で初めて行なわれた!



こちらの動画は2017年にホンダのテストコースにて、同社が開発中だった自動運転技術を搭載したレジェンドに試乗した際のもの。自動運転のスイッチをオンにするとステアリングホイールが青く光り、ハンズオフ(手放し)運転が可能となっており、さらに自動で車線変更までする様が確認できますが、これは自動運転レベルでいうとレベル2相当の制御であり、この動画では序の口。2:20 を過ぎたあたりで、インフォメーションディスプレイの上が青く光ると、ドライバーは周辺やシステムの監視からも解放され、ビデオ通話を楽しめる(つまりディスプレイを注視できる)ようになっております。これがレベル3の自動運転を実現しているという状態。そして最終的にはクルマから運転を委譲され、ドライバーはマニュアル運転をしているといった具合。

そして、3年前でこれほどの完成度であった、ホンダの自動運転レベル3テクノロジーが、ついに量産フェイズへと進むことが明らかとなりました。








 

すでに日本では保安基準を改正して自動運転テクノロジーが量産車に搭載されるための整備をしていたわけですが、その第一号となるのがホンダ・レジェンドとなったというわけ。なにがすごいって、国土交通省が型式指定をしたことについてニュースリリースを出してしまっているほどで、自動運転レベル3が試験的ではなく量産に移るというのは、それほど画期的で自動車史に残る出来事といえるのでありました。



ホンダの開発した自動運転レベル3テクノロジーのネーミングは「トラフィック・ジャム・パイロット」というもので、起動できるのは高速道路上で30km/hという条件。つまり渋滞時限定の機能というわけですが、これまでの先進運転支援システム(自動運転レベル2相当)では許されなかったディスプレイの注視が可能なるのはユーザーメリットとしては明らかに時代が変わる話であり、レジェンドがドライバーカーとしての価値を一気に高めるというわけです。

そういえば、国産車の280馬力規制をはじめて突破したのも先代レジェンドでした。そして今度は世界初の自動運転レベル3を認められた量産車となるわけで、まさしく「伝説」という名前にふさわしいエピソードを追加したといえそう。それはともかく、いち早く公道で自動運転レベル3を体感してみたいと思うのですが、そうした機会に恵まれますかどうか。なにしろ、現実的にはレジェンドは街なかで見かけることもほとんどないような超がつくレア車でありますから(汗)

技術的な詳細はまだ発表されておりませんが、冒頭の動画を撮った2017年の試乗時に取材した内容で、過去にもいくつかのエントリをあげておりますので、そちらもご参照いただければ幸いです、ハイ。


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精進します。

  




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