トヨタが量産するのは自動車ではなく「幸せ」と宣言。オートモーティブ事業にこだわらないことを暗示か?
昨日のエントリでも触れたように、2020年11月6日にトヨタ自動車が2021年3月期 第2四半期決算説明会を発表しております。そして、四半期決算としては珍しいことに、豊田章男 社長が出席し、自らの言葉でメッセージを発したのでした。

昨日のエントリでは、その前半部分に着目して考察したのですが、今回は後半部分に出てくる「SDGs」や「可動性」について考えてみようと思うわけです。
豊田章男 社長のメッセージについてはリンク先から文字情報や動画で確認することができますが、後半のテーマをまとめると”トヨタのフィロソフィー(哲学/原理)とSDGs(持続可能な開発目標)」となりますでしょうか。前半部分において『動車で日本をけん引する』という強い思いを述べた豊田氏は、その想いがトヨタ自動車が創業されたときの『自動車で日本の人々を豊かにする』という豊田喜一郎翁の想いに通ずるものだというのです。
そして……

豊田章男 氏は、次世代のフィロソフィーとして『幸せの量産』という言葉を掲げます。
さらに『可動性を社会の可能性に変える』というヴィジョンを示したのでした。
自動車業界において100年に一度といわれる変革期に、さらにコロナ禍が重なったことは、一見すると逆風が強くなったように見えますが、マイナスとマイナスをかけるとプラスになるように、この状況を変革を一気に進めるきっかけにしようという思いが、その行間から感じられるのは自分だけでしょうか。
しかし、豊田章男 氏は『私たちはクルマ屋です』と言い切りますが、幸せの量産をするために自動車事業にこだわる必要はありません。そもそも、トヨタは自動織機で大きくなり、そこから自動車産業へシフトしたという背景があります。
トヨタという企業が持続するためには自動車にこだわる必要もないでしょうし、可能性と韻をふんだ可動性という言葉には、どんな姿にもなることができるという思いも感じられるところ。
TOYOTAというブランドの強さを考えると、当面はモビリティ企業として自動車にこだわっていくことが最適解でしょうが、今回のメッセージからはその一方でどんな姿にも変わる柔軟性も高めていくという裏テーマも込められていると感じてしまうのですが、さて?
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精進します。


昨日のエントリでも触れたように、2020年11月6日にトヨタ自動車が2021年3月期 第2四半期決算説明会を発表しております。そして、四半期決算としては珍しいことに、豊田章男 社長が出席し、自らの言葉でメッセージを発したのでした。

昨日のエントリでは、その前半部分に着目して考察したのですが、今回は後半部分に出てくる「SDGs」や「可動性」について考えてみようと思うわけです。
豊田章男 社長のメッセージについてはリンク先から文字情報や動画で確認することができますが、後半のテーマをまとめると”トヨタのフィロソフィー(哲学/原理)とSDGs(持続可能な開発目標)」となりますでしょうか。前半部分において『動車で日本をけん引する』という強い思いを述べた豊田氏は、その想いがトヨタ自動車が創業されたときの『自動車で日本の人々を豊かにする』という豊田喜一郎翁の想いに通ずるものだというのです。
そして……

豊田章男 氏は、次世代のフィロソフィーとして『幸せの量産』という言葉を掲げます。
さらに『可動性を社会の可能性に変える』というヴィジョンを示したのでした。
自動車業界において100年に一度といわれる変革期に、さらにコロナ禍が重なったことは、一見すると逆風が強くなったように見えますが、マイナスとマイナスをかけるとプラスになるように、この状況を変革を一気に進めるきっかけにしようという思いが、その行間から感じられるのは自分だけでしょうか。
しかし、豊田章男 氏は『私たちはクルマ屋です』と言い切りますが、幸せの量産をするために自動車事業にこだわる必要はありません。そもそも、トヨタは自動織機で大きくなり、そこから自動車産業へシフトしたという背景があります。
トヨタという企業が持続するためには自動車にこだわる必要もないでしょうし、可能性と韻をふんだ可動性という言葉には、どんな姿にもなることができるという思いも感じられるところ。
TOYOTAというブランドの強さを考えると、当面はモビリティ企業として自動車にこだわっていくことが最適解でしょうが、今回のメッセージからはその一方でどんな姿にも変わる柔軟性も高めていくという裏テーマも込められていると感じてしまうのですが、さて?
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精進します。



