KDDIの株価は8月からだだ下がり。第三者割当増資をする状況に追い込まれていた?

つながるクルマ、コネクテッドカー時代に欠かせない通信インフラ。もともとトヨタはKDDIの大株主(第2位・12.95%)だったわけですが、さらに増資という発表がありました。その内容は次の通り。
その背景には、スマートシティの実験を始めることからもわかるようにトヨタがクルマだけにとどまらないAIを利用した社会をつなぐインフラ企業を目指しているという部分もあるのでしょうが、それだけではない気もするのでした。
KDDIの株価推移をみるとわかるのですが、夏ごろから急激に下落しております。いわゆる52週高値は3451円、52週安値は2604円なのですが、8月中盤には3300円程度だった株価が、9月後半には2600円まで一気に下がっているのでした。そうなってしまった背景の分析は置いておいて、この状況において増資をするには第三者割当しか手がなく、その引受先としてはトヨタくらいしか選択肢がなかったのかもしれません(KDDIの筆頭株主は京セラですが、今回の第三者割当でかなりトヨタが迫る状況になっています)。
ちなみに、第三者割当によりトヨタが取得する株価は2853円/株となっております。そのあたりの情報はKDDIのニュースリリースにてご確認ください。
先日のエントリでも触れたように、このコロナ禍においてトヨタはいち早く正常に戻しているように見えますし、それだけの余裕があるのも事実なのかもしれません。そういえば、某・航空会社が余剰人員をトヨタに派遣するという報道もありました。とはいえ、困ったらトヨタ頼りみたいな話になるのは、日本経済としては健全ではなく、またトヨタだって私企業ですから頼られても困る部分もあるでしょうし、将来的な投資につながらない部分においては受け入れる必要もないわけです。もっとも、政府筋に貸しを作ることで自動車減税につながるロビイングが有効になるのであれば、トヨタには頑張って貸しを作ってほしいと思ったりもするわけですが、さて?
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精進します。



つながるクルマ、コネクテッドカー時代に欠かせない通信インフラ。もともとトヨタはKDDIの大株主(第2位・12.95%)だったわけですが、さらに増資という発表がありました。その内容は次の通り。
トヨタを引受先としたKDDI株式18,301,600株(総額約522億円)の第三者割当による自己株式処分
トヨタによるKDDIの持株比率は13.74%となる予定です。株式取得日(払込期日)は2021年1月29日を予定しております。
その背景には、スマートシティの実験を始めることからもわかるようにトヨタがクルマだけにとどまらないAIを利用した社会をつなぐインフラ企業を目指しているという部分もあるのでしょうが、それだけではない気もするのでした。
KDDIの株価推移をみるとわかるのですが、夏ごろから急激に下落しております。いわゆる52週高値は3451円、52週安値は2604円なのですが、8月中盤には3300円程度だった株価が、9月後半には2600円まで一気に下がっているのでした。そうなってしまった背景の分析は置いておいて、この状況において増資をするには第三者割当しか手がなく、その引受先としてはトヨタくらいしか選択肢がなかったのかもしれません(KDDIの筆頭株主は京セラですが、今回の第三者割当でかなりトヨタが迫る状況になっています)。
ちなみに、第三者割当によりトヨタが取得する株価は2853円/株となっております。そのあたりの情報はKDDIのニュースリリースにてご確認ください。
先日のエントリでも触れたように、このコロナ禍においてトヨタはいち早く正常に戻しているように見えますし、それだけの余裕があるのも事実なのかもしれません。そういえば、某・航空会社が余剰人員をトヨタに派遣するという報道もありました。とはいえ、困ったらトヨタ頼りみたいな話になるのは、日本経済としては健全ではなく、またトヨタだって私企業ですから頼られても困る部分もあるでしょうし、将来的な投資につながらない部分においては受け入れる必要もないわけです。もっとも、政府筋に貸しを作ることで自動車減税につながるロビイングが有効になるのであれば、トヨタには頑張って貸しを作ってほしいと思ったりもするわけですが、さて?
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精進します。



