後方・後側方をミリ波レーダーで検知する予防安全技術を全車に標準装備。廉価グレードをなくして4グレード構成に整理

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三菱自動車のプラグインハイブリッド「アウトランダーPHEV」が一部改良を発表しております。今回の主な変更点は、グレード構成の見直しと予防安全技術の充実。

といっても、具体的には唯一400万円を切っていたエントリーグレードを廃止して、これまで上級グレードに装備されていた後側方車両検知警報システム(レーンチェンジアシスト機能付)と後退時車両検知警報システムを全車に標準装備したといった内容。さらに全車で法規対応の変更(車両接近通報OFFスイッチの廃止など)を実施しております。

というわけで、上級グレードのメーカー希望小売価格は従来通り。後方・後側方の予防安全を追加したグレードについては5万5000円プラスとなっているといった具合。結果的に改良後のアウトランダーPHEVの価格帯は4,364,800円~5,294,300円となっております。









2020-10-31 (2)

アウトランダーPHEVがあるということは、 そもそもベースとなる「アウトランダー」というモデルがあって、遡るとエアトレックというスタイリッシュなSUVにルーツがあったりするのですが、そのアウトランダーについては、このタイミングで『アウトランダーは生産終了のため、ボディカラー、オプションなどがお客様のご希望に添えない場合がございます。詳しくは営業スタッフへお問い合わせください。』というアナウンスが出ている状態。

ルノー日産三菱自アライアンスにおいてミッドサイズSUVのPHEVについては三菱自動車が中心となって開発、2022年あたりにフルモデルチェンジをすると発表されておりますが、アウトランダーは先行して2021年にフルモデルチェンジを予定しているというのが、三菱自動車のロードマップ。このあたりについては以前のエントリでご確認ください。



そして、アライアンスの方向性を考えると、来年デビューする次期アウトランダーについては日産車のバッジエンジニアリングとなると予想することが妥当で、3列シートSUVというニーズを満たすことや車格的な要素から考えるとエクストレイル(ローグ)の兄弟車になると考えるべきでしょうが、さて?



北米で発売された新型ローグのフロントマスクを見ていると、三菱自動車のデザインフィロソフィーであるダイナミックシールドにアレンジしても似合いそうに思えるのは気のせいでしょうか……。

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精進します。

  




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