AIと人の協奏によりデータの存在しない領域も含めた知見の探索を可能とする

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横浜ゴムから『“人とAIとの協奏”によるAI利活用を構想』という、なんともSFみたいなタイトルのニュースリリースが届きました。詳細はリンク先でご確認いただきたいのですが、自分なりに要約すれば「AIによる緻密なデータ処理に、人のひらめきをプラスする」手法の着想といったところでしょうか。

そして、この構想には”Humans and AI collaborate for digital innovationをもとにした”「HAICoLab(ハイコラボ)」という名称がつけられております。







「HAICoLab」の活用により目指すこと
・構造と材料の設計開発プロセスに活用し、開発の効率化およびスピード向上を実現
・生産プロセスの自動化や品質指標の安定化に活用し、製品品質の安定を実現
・ひらめきやバイアス排除によって、過去のデータから直接導き出せない新しい技術やソリューションを発見
・暗黙知や技術的なやり取りをデジタル化し、共有化を実現
ハイコラボの活用については、ここで引用したように主に製品開発に用いられるようですが、ひらめきを利用することでタイヤにとどまらない新しいビジネスモデルの誕生につながるのかどうかは気になるところ。

モビリティ業界では、カーボンニュートラルやゼロエミッションへの動きが急激に進んでいる中で、タイヤという消耗品についてもそうした部分でのイノベーションが必要なのは間違いないわけで、ポジティブな意味でもの「タイヤの再発明」につながることを期待したいと、しみじみ思うのでありました。

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精進します。

  




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