2017年の東京モーターショーで展示されたホンダのEVスポーツコンセプト。EV専用プラットフォームの走り味からすると気持ちいいこと間違いなし!

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10月初めに、はじめて運転することができたホンダの電気自動車Honda e。「街なかベスト」を目指し、後輪駆動の専用プラットフォームを生み出しことは知っていましたし、そこに込めた思いも聞いていましたので、小回り性能や見切りの良さといった部分は想像していましたし、実際に運転してみても想像通りだったのですが、想像以上というか想定外というか、驚いたのは中高速でのコーナリングの気持ちよさ。

バッテリーを床下に積んでいるというBEVならではのアドバンテージを除いても、この気持ちよく曲がれるハンドリングは新しいプラットフォームをベースにしたシャシーセッティングの成果といえ、同時に「あのコンセプトカー実現への期待」も高まっていくのでした。

それが2017年の東京モーターショーに出展されたホンダスポーツEVコンセプト(Honda Sports EV Concept )。Honda eとプラットフォームを共有する、おそらく2シータースポーツのコンセプトは、どこかトヨタ2000GTオマージュなスタイリングでありますが、ホンダの提案する未来のスポーツカー。Honda eのプラットフォームが持つポテンシャルを、さらにスポーツ寄りに全振りすると考えると、その気持ちよい走りは容易に想像できるところで、登場を切に願いたいモードに入ってしまうのでありました。








ホンダのEVスポーツカーのコクピットを想像するに、そこは非常に古典的なスポーツカー的ポジションになっていることも想像できるのでした。下に貼ったHonda eのキャビンを紹介している動画で「後席は膝が立ち気味になる」といった旨の発言をしていますが、それはすなわち床が高くて座面との距離が短いという意味。こうした高床なプラットフォームに低く座るようなパッケージングにすると、おのずと足を前に投げ出すような、昔ながらのドライビングポジションになってしまうでしょうから。乗降性からするとマイナスかもしれませんが、スポーツモデルとしてはそうしたポジションというのは演出という面も含めてバリューになると思いますので。



さらにスポーツカーとしてのポテンシャルを感じるのは、Honda eが上級Advanceグレードではミシュラン・パイロットスポーツ4というそれなりのスポーツラジアルを履きこなしていること。グリップに頼るわけでもなく、さしてハイグリップに振り回されることもなく、しっとりとした乗り味に仕立てているのは、前後重量配分が名実ともに50:50なだけでなく、サスペンションを構成するパーツのひとつひとつの容量が足りていることの証左でありまして。とくに、ブッシュ容量が確保されている印象(感触)なのは、スポーツモデルへの発展を期待させるポイントなのでありました。

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というわけで、こちらはHonda eについての印象を「まとめ」た動画。航続距離と価格とスタイリングが納得できるのであれば走りについては文句なしという印象で、買って後悔しないBEVに仕上がっているという印象であります、エエ。



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精進します。

  




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