フロントグリル、フロント・リアバンパー下部、ドアロアモール、バックドアフィニッシャーをダーククロームに変更

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日産のクロスオーバーSUV「エクストレイル」が一部改良を実施。その内容自体は内外装のちょっとしたブラッシュアップで、たとえば『フロントグリル、フロント・リアバンパー下部、ドアロアモール、バックドアフィニッシャーをダーククロームに変更』といった内容で、それ自体は驚くものではないのですが、グレード構成の見直しには驚かされた次第。

なんと、4WDのほうが2WDよりも安いという価格設定になっているのでした。

正確にいえば装備が同等のグレードで比較すると4WDのほうが10~20万といった感覚で高価になっているのですが、装備を絞ったエントリーグレードを4WDだけに残したうえで、さらに4WDのガソリンエンジン車については全車を特別仕様車のVセレクションとすることで、よりリーズナブルな価格を実現するという戦略はちょっと驚きであります。








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具体的には、2WDガソリンの最廉価グレードを20Xi(メーカー希望小売価格:316万1400円)として設定する一方、4WDガソリンは20S Vセレクション(同:248万1700円)にするといった具合。ちなみに4WDガソリンの20Xi Vセレクションのメーカー希望小売価格は325万6000円となっております(価格はいずれも消費税込み)。

こうした価格設定は他社・ライバルモデルを睨んでのことでしょう。となると、おそらくターゲットはトヨタRAV4のはず。RAV4の4WDガソリンエンジン車の価格帯は297万4000円~331万円となっていて、割安感があるもの。そこに対抗するには250万円を切ったグレードを用意することで間口を広げるという作戦では? 

とはいえ、トヨタがRAV4に4WDガソリンエンジン車とした、ベースより高価な特別仕様車「Adventure オフロードパッケージ」を用意している商品企画と比べると、日産のそれは真逆の方向であって、市場がどのように反応するのかは気になるところだったり。ま、ユーザーからすると選択肢のの幅が広がるのはいいことであります、ハイ。




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精進します。

  




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