BEV専用プラットフォームのおかげ、広くて使いやすそうなラゲッジはSUVとして不満なし?
ちょっと古いニュースになりますが、2020年9月23日、フォルクスワーゲンが電気自動車のSUVモデル「ID.4」をワールドプレミアしております。拙ブログでもエントリとしてあげていますが、一か月ほど前に生産開始というティザー的な発表もありましたので、このタイミングでの世界初公開というのは完全に予定通りという行動でありましょう。
気になるバッテリー総電力量はグロスで82kWh、正味電力で77kWh。WLTPモードでの航続距離は520km。モータースペックは最高出力150kW、最大トルクは309Nmといったところ。ちなみに、欧州と北米で異なる内容のリリースを出しているので、上記の数値はそれらを読み解いて整理したものとなります。細かい数値に違いはあるかもしれませんが、大筋での参考値程度に捉えていただければ……。
それにしても、欧州でのZEV(ゼロエミッションビークル)トレンドに続き、カリフォルニア州でも2035年よりガソリン車の販売禁止という政策をとることを発表したタイミングでのワールドプレミアは、ID.4のいい追い風になるのでは?

ご存知のように、フォルクスワーゲンのID.シリーズはBEV専用プラットフォームを使っておりますので、バッテリーを多量に搭載しているといっても、パッケージへの影響は最小限というのがセールスポイントのひとつで、たしかにID.4のラゲッジスペースは画像で見る限りフラットで非常に使いやすそう。荷室容量も後席使用時で543 リットル、後席格納時には1575 リットルと発表されているのでした。
インテリアはID.シリーズに共通のテイストで、ちょっと小さめのメインメーター表示ディスプレイはステアリングの中にしっかりと収まるようにデザインされていて、逆にキャラクターを強調しているのはさすがといったところ。遊び心のあるペダルの意匠も”いい感じ”であります。


ちなみに、北米で発表されたスターティングプライスは3万9995ドル。82kWhのバッテリー搭載量を考えると妥当というか、かなり攻めた価格設定という印象。さらに2022年までには北米での現地生産を進めて3.5万ドル程度まで値段を下げたいとアナウンスされているのは、完全にZEVだけの世界を想定しての発表といったところでしょうか。

さらに先々の予定でいえば、今回ローンチされたID.4はRWDですが、フロントにもモーターを搭載したAWD仕様も用意している(2021年発売予定)そうで、その場合のシステム最高出力は302hp(約225kW)になる模様。このようにモーターを増やすことでハイパフォーマンス版を生み出せることを前提にした電動プラットフォームというのは、日産やホンダも用意していることを考えると、ZEV時代のスタンダード的なアプローチとなりそうですが、さて?
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精進します。



ちょっと古いニュースになりますが、2020年9月23日、フォルクスワーゲンが電気自動車のSUVモデル「ID.4」をワールドプレミアしております。拙ブログでもエントリとしてあげていますが、一か月ほど前に生産開始というティザー的な発表もありましたので、このタイミングでの世界初公開というのは完全に予定通りという行動でありましょう。
気になるバッテリー総電力量はグロスで82kWh、正味電力で77kWh。WLTPモードでの航続距離は520km。モータースペックは最高出力150kW、最大トルクは309Nmといったところ。ちなみに、欧州と北米で異なる内容のリリースを出しているので、上記の数値はそれらを読み解いて整理したものとなります。細かい数値に違いはあるかもしれませんが、大筋での参考値程度に捉えていただければ……。
それにしても、欧州でのZEV(ゼロエミッションビークル)トレンドに続き、カリフォルニア州でも2035年よりガソリン車の販売禁止という政策をとることを発表したタイミングでのワールドプレミアは、ID.4のいい追い風になるのでは?

ご存知のように、フォルクスワーゲンのID.シリーズはBEV専用プラットフォームを使っておりますので、バッテリーを多量に搭載しているといっても、パッケージへの影響は最小限というのがセールスポイントのひとつで、たしかにID.4のラゲッジスペースは画像で見る限りフラットで非常に使いやすそう。荷室容量も後席使用時で543 リットル、後席格納時には1575 リットルと発表されているのでした。

インテリアはID.シリーズに共通のテイストで、ちょっと小さめのメインメーター表示ディスプレイはステアリングの中にしっかりと収まるようにデザインされていて、逆にキャラクターを強調しているのはさすがといったところ。遊び心のあるペダルの意匠も”いい感じ”であります。


ちなみに、北米で発表されたスターティングプライスは3万9995ドル。82kWhのバッテリー搭載量を考えると妥当というか、かなり攻めた価格設定という印象。さらに2022年までには北米での現地生産を進めて3.5万ドル程度まで値段を下げたいとアナウンスされているのは、完全にZEVだけの世界を想定しての発表といったところでしょうか。

さらに先々の予定でいえば、今回ローンチされたID.4はRWDですが、フロントにもモーターを搭載したAWD仕様も用意している(2021年発売予定)そうで、その場合のシステム最高出力は302hp(約225kW)になる模様。このようにモーターを増やすことでハイパフォーマンス版を生み出せることを前提にした電動プラットフォームというのは、日産やホンダも用意していることを考えると、ZEV時代のスタンダード的なアプローチとなりそうですが、さて?
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精進します。



