ZFの可変ダンパーを持つSTI Sportはツルシの状態でワンダフルな仕上がり。自分なりの足をセットアップしたいならGT系を選ぶが吉か?

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昨日のエントリにて、新型レヴォーグのプロトタイプに試乗した印象からいえば、従来的なレヴォーグ(SUBARUのツーリングワゴン)価値を重視するユーザーで、なおかつ「アイサイトX」などの先進運転支援システムを活用するのに安心なノーマル状態で乗っていたいのならばSTI Sport一択という結論になるであろうと書いたのですが、ではGT系グレードはおすすめじゃないのかといえば、さにあらず。



先進運転支援システムとの相性を考えるとチューニングやカスタマイズが難しいであろうと思うと、STI Sportがおすすめなのですが、そのあたりのリスクを覚悟できて、むしろ走り味を自分流に作り込みたいという方には、ある意味で余計なものがついていないGT系のほうがおすすめ。STI Sportの走りはダンパーやAWD制御など現時点でのパッケージングにおいて最良となっていますが、チューニングによってバランスを崩したときに、その走りの良さが維持されるとは限りませんし、むしろ悪さをする可能性も否定できませんから。
具体的には車高緒サスペンションキットなどを装着したり、ビッグキャリパーへの変更を考えてるのであれば、GT系を選んだほうがトラブルの種は少なくなると思うわけです。もっとも、GT系であっても十分に電子制御の塊ではありますので、パーツ交換によるトラブルがゼロとは思えないのも事実で、対策すべき箇所が少なくて済むだろうなくらいの印象ではありますが……。

SUBARUに限った話ではありませんが、極端なローダウンがアイサイトのAEBやACC性能に影響を及ぼす可能性があるのは前々から指摘されているところで、そうしたリスクも含めて自己責任と理解できるオーナーのみがチューニングの道に進めるというのはGT系であっても変わらないとも思うのでありました。






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 ※画像はSTI Sport(プロトタイプ)

そして、もう一つインテリア系、とくにカーAV系でカスタマイズすることを考えているのならばオプションの縦型インフォテイメントシステムの装着は避けたいところで、そうなるとそもそも「アイサイトX」は選択肢から外れてしまうのでありました。

この画像でもおわかりのようにアイサイトXを選択せず、さらにオプションでも縦型インフォテイメントシステムを選ばなければ、2DIN対応のインパネとなりますので、好みのヘッドユニットをインストールできますし、アンプやスピーカーに凝ったシステムを組む際の自由度も高そうであります、ハイ。



そういう意味では、どうせ何もかもをカスタマイズしてしまう予定(つもり)であれば、素の状態のGTグレードを積極的に選ぶという選択がベターかもしれませんが、さて?

なお、アイサイトX搭載車ではフル液晶メーターになる新型レヴォーグですが、アイサイトXなしを選択するとオーソドックスな指針式メーターになるのは意外に知られていないかも? というわけで、GTグレードのメーター画像を貼っておきます。ご参考になれば幸いです。

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精進します。

  




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