公開されたサイドビューはホイールキャップくらいしか変わっているように見えないけれど……

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ホンダの軽自動車といえば「Nシリーズ」。現行N-BOXから始まった新世代プラットフォーム&パワートレインを採用した第二世代Nシリーズの末弟としてN-ONEがフルモデルチェンジすることが発表されております。公開されている画像を見る限り、ボディパネルはまったく変わっていないように見えるのですが、正式にメーカーは”フルモデルチェンジ”とアナウンスしているのであります。
ホンダの公式発表を転載すると以下の通り。
 今回のフルモデルチェンジでは、2012年の発売以来多くのお客様からご好評をいただいている、タイムレスなエクステリアデザインを構成する「丸・四角・台形」を基本の形としながら、軽自動車初のLEDデイタイムランニングランプを搭載するなど、N-ONEを象徴するフロントフェイスをより一層磨き上げ、運転の楽しさと安全装備を充実させた3タイプ「Original」「Premium」「RS」を設定しました。

 走行性能では、軽自動車初FFターボと6MTを組み合わせたタイプをRSに設定。運転席はホールド性を高めたセパレートシートを採用し、運転する楽しさを追求しました。
 先進の安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダ センシング)」を標準装備。渋滞追従機能付ACC(アダプティブクルーズコントロール)に、バックでの駐車をサポートするパーキングセンサーシステムも標準装備とし、さまざまなシーンでクルマを快適に使うために必要な安全・安心を追求しました。







2020年9月11日に公開されたティザーサイトの情報からすると、先進運転支援システム「ホンダセンシング」の内容はN-WGNと同等といったところで、ボディは旧型のままに見えますが、少なくとも電子プラットフォームについては最新タイプにバージョンアップされているのは間違いないところ。

また、ティザーサイトではインパネも確認できますが、その意匠は完全に別物になっていますし、フロントシートがセパレートタイプ(旧型はベンチ式)になっているのも変更点で、たしかにインテリアはフルモデルチェンジといった雰囲気。

注目は、ホンダ自身が軽自動車初とアピールしているFF初のターボエンジン+6速MTのパワートレイン。ターボエンジン+6速MTの軽自動車でいえばS660がありますし、FFのNAエンジン+6速MTになるとN-VANがあるので、FFターボ初といったくくりにならざるをえないのでしょうけれども(笑)






そうした背景とMTのニーズ(マーケット規模)から考えると、おそらくN-VAN用のミッションケースとS660用ギアセットを組み合わせた6速MTを採用しているのでしょうが、それぞれに乗った経験からするとかなりストロークが短くてカチッとした気持ちのいいシフトフィールが想像できるところで純粋なスポーツドライビングを楽しみたいというニーズにも応えてくれるのでは? と期待膨らむところ。エンジンがS07Aターボなのか、S07Bターボなのか気になりますがN-VANと同じケースを使うとすればS07Bと判断するのが妥当。つまり、このパワートレインを搭載するということはプラットフォームも最新世代になっているということを示唆しているのでありました。

とはいえ、プラットフォームを新世代としつつ、旧世代のアッパーボディを載せるという設計は通常かなり難しいはずで、不可能を可能にするためにどのような工夫があったのか。正式発売されれば情報も解禁されるでしょうから、そのあたりについてもリサーチしていきたいと思う次第であります、ハイ。

あらためてN-VANの6速MTに試乗したときの動画を見てみたら「N-ONEに載せてほしい」などといっておりました。メーカーがリクエストに応えてくれたわけじゃないでしょうが、ちょっとうれしいフルモデルチェンジとなりそうで、個人的にもチェックしていきたい新型N-ONEであります、エエ。

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精進します。

  




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